ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2017年12月25日月曜日

大成抗議:12月19日報告@福岡支社

2017.12.19大成建設要請行動報告
参加人数4人。今日はやむを得ない。死刑の執行が行われ、抗議のビラまきが天神があり、この後、警固公園で毎月定例の19日のデモ行進があり、パルコ前でのウイメンズ・アクション、辺野古アクションといくつもの行事が重なったためである。4人で何とか工夫して、大成建設要請行動を成し遂げることができた。
(1)要請書による訴え(Oさん)
                                        要請書
 「辺野古米軍新基地建設工事の受注を撤回し、工事の即時中止を要請します」
私たちは、沖縄県名護市・辺野古に米軍新基地は作らせないことを選挙で示し、平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動する市民の集まりです。
普天間第二小学校に米軍ヘリから落下物。あわや大惨事!
1213日、普天間基地内の普天間第二小学校の運動場に米軍ヘリコプターCH53Eから 7.7Kgの窓枠が落下しました。運動場は54人の児童が体育の授業中でした。しかも、子ども達の場所から13mしか離れてなくて、その衝撃で小石が小学生の男子児童の左腕に当たり痛みを訴えました。子ども達は「きゃー」と悲鳴をあげ、校舎に逃げ込み、泣き出す子もいました。ポール・ロック米海兵隊太平洋基地司令官は「極めて深刻に受けとめ、原因を調査している。住民に不安を与えお詫び申し上げる」と謝罪しました。富川副知事は「沖縄に配属された全米軍機の緊急総点検と点検終了までの飛行中止」を申し入れました。が、いまだに小学校の真上をヘリコプターやオスプレイが飛行し、反省のかけらも見られません。そもそも19596月宮森小学校の米軍機の墜落事故で死者17人、重軽傷者210人という大惨事があったこともあり、小学校の上は飛行しないと約束されているのですが、守られたことはありません。高江でも小学校の真上をオスプレイが飛んでいて苦情が出されています。
また、ダリン・クラーク大佐は小学校を訪れ謝罪し、「小学校の上は、最大限飛ばない」と報告しました。しかし、小学校の喜屋武校長は「最大限でなく『飛ばない』という回答を文書で頂きたい」と要求しました。そして、翁長知事をはじめ、抗議の声が上がっています。県市町村議会決議が、県議会、南風原町、中城村、嘉手納町、宜野湾市、那覇市、から上がっています。まだまだ上がってくるでしょう。名護市はオスプレイ墜落1周年の抗議集会に3000人が結集し、窓枠墜落にも抗議の声を上げました。
安倍政権は、「普天間飛行場の固定化を避けるためには、辺野古への移設が唯一の解決策」と繰り返していますが、辺野古や高江に移設すれば果たして解決するのでしょうか。その辺野古の海で昨年1213日にオスプレイが墜落事故を起こし粉々になっています。そして今年の1014日には、高江のヘリパット近くの農家の畑でヘリコプターの炎上事故が起こっています。辺野古や高江に新基地が出来ればそこで事故が発生することは、この2つの事故が証明しています。米軍基地を何処かに移設すれば事故が起こらなくなるという言い分は間違っているのです。唯一の「解決策」は、今すぐ普天間基地における米軍の軍事活動を全て停止し、基地を撤去することなのです。それが今回の子どもを巻き込む大惨事の危険性があった落下事故を再び起こさないための唯一の「解決策」なのです。日本政府、そして米軍は今すぐ普天間基地を閉鎖し、基地を撤去しなさい!そして、大成建設は、このような事故を起こす、人殺しのための新基地建設を即刻中止し、辺野古から撤退しなさい!
 石材の海上搬送を強行する防衛局 
防衛局は、ゲート前の住民達の座り込みによって、石材のダンプ搬送が大きく遅れていることから、国頭村奥区と本部町からの海上輸送を始めたのです。
奥区では区民総会で、満場一致で反対決議が採択されましたが、小野寺防衛大臣は「県の了解をいただいている」と無視しました。翁長知事は「騒音や通行制限など、住民の生活に影響が出ている。取り消しを含めて重大な決意で臨む」「指示を守らなければ、県港湾管理条例13条に基づき、許可を取り消す」と業者に伝えました。知事は区民の意志を反映した判断だと強調しました。
 奥区には国道58号線沿いに奥小学校があり、毎日40台のダンプトラックが列をなして、2往復(4回通行)する。その間道路を自由に通れなくなる。その様な生活がこれから毎日続くのです。子ども達は授業に集中できなくなるでしょう。茶畑が広がる静かな自然環境は、毎日のダンプの廃棄ガスで壊されてしまいます。その様な生活がずーっと続くことが許されるとでも思っているのですか。
 本部港でも港湾管理問題ですったもんだし、住民の反対運動が巻き起こり、ダンプトラック前に立ちふさがる果敢な阻止行動が闘われています。今や辺野古新基地建設反対の住民闘争は、ゲート前、辺野古の海、奥の住民、本部の住民、そして全国へと広がっているのです。
 希少種サンゴ群体が見つかったにもかかわらず、工事を強行する
02日、沖縄県は防衛局に対し、公有水面埋立法に関連し、工事停止の行政指導を行いました。
建設予定海域で希少種サンゴ群体が見つかったにもかかわらず、県に報告してこなかったのです。「不適切且つ不誠実。環境保全の視点を欠き、工事進捗を優先する防衛局の姿勢は大変遺憾だ」と批判し、工事を停止した上で、県の立ち入り調査に応じるよう求めました。県は防衛局の特別採補許可申請については、「厳正、且つ適切に対応していく」と言っています。
 海も陸もめちゃくちゃな弾圧
海も陸も不当な逮捕者が出ています。海では、臨時制限区域外だったのに、抗議船の船長が刑事特別法違反で、軍警に捕まりました。また、ゲート前では、障害者が、自分の障害の足をかばったのに、機動隊を殴ったと逮捕しました。そして、1216日、海上搬送に抗議する抗議船に海上保安官が3人乗り込み、抗議船が傾き沈没寸前になり、女性が海に投げ出されました。「弾圧をすれば住民はあきらめるだろう」というのは支配者の考えです。しかし、どんな弾圧に会おうと住民の粘り強い、最後まで諦めない闘いは続くのです。
ライジングサンセキュリテイ社の過大積算
今回、会計検査院がシュワブ・海上警備業務の過大積算を指摘し、ライジングサンセキュリテイ社が外されました。金額の面でもその杜撰さも、さすがに国は放置できなくなったのでしょう。このライジングサンセキュリテイ社のシュワブ・海上警備業務の応募の仕方は1社しか応募しておらず、請負率が99.94%と、予定価格が漏れているとしか考えられません。また、警備員の「日割基礎単価」は7500~10100円であるのに、本件業務では、警備員の日当として39000~90000円も計上していたのです。
 大成建設も叩けば埃の出る体。リニア新幹線工事で、大林組、大成、清水、鹿島が受注調節談合をしたと、名前が上がっています。辺野古新基地建設の入札においても、2014年、大手10社が自民党の政治資金団体、国民政治協会に対して、総額6000万円を献金していました。このうち大成建設は他の6社に比べ1600万円もの大口献金をしていたのです。3つ以上の受注をしたのは大成建設だけです。「仮設工事」「中仕切り岸壁工事」「汚濁防止膜等工事」で総額382億円にものぼります。ほとんど今行われているK1護岸、N5中仕切り工事がそうです。私たちの税金を射水の如く使い、そしてその反対住民に対し、警察権力や海上保安官の公務員を使い暴力を打ち振るう。この大手企業のやり方を許すことはできません。辺野古新基地建設は正に、戦争に群がる死の商人が如く、国民の税金を吸い取る吸い取り口になっているのです。国民の命、沖縄人民の命、人権、権利のことは歯牙にも掛けず、たとえ戦争に向かおうが、ただただ会社の利益だけをむさぼり取ろうとする大手企業のその姿のほんの一角が、このライジングサンセキュリテイ社の事件に表れたにすぎないのです。え          私たち市民は告発を続けます。そして、大成建設が辺野古から撤退するまで抗議を続けます。
(2)個人の訴え   
●Yさん:大成建設は沖縄県名護市辺野古の工事を強行しています。辺野古の海は非常に自然が豊かで、ジュゴンが棲息しています。しかし、この工事のためにジュゴンが来なくなってしまいました。珍しい発見された新しいサンゴ達もいたのですが、死滅しつつあります。大成建設は自然破壊の工事を今すぐ止めて下さい。
沖縄の高江で先日、米軍機が民家の畑の中に墜落しました。この危険な訓練飛行が沖縄の色々な町の上空や学校や保育園のある上空で行われています。高江の畑の中に墜落したヘリコプターも放射性物質がたくさんまき散らされて、その畑が使い物にならなくなってしまいました。畑の土を大型ダンプ20tを何十回も使って、すべて地上の土を運んで行ったのです。それ程までに、放射性物質が危険で畑としては使えなくなってしまったのです。米軍の飛行機やヘリコプターに使っている放射性物質は墜落したりまき散らされたりしたときに、人体にものすごく危険な影響を与えます。墜落するなどと言うことは、もっての外なのです。その地主の人も重要な牧草であったために、沖縄全体のいろんな牛を飼っている農家から引き合いがあったとても優れた牧草だったそうです。それが危険な墜落ヘリコプターの放射能によって二度と使えないような状態になり畑一つ撲滅されてしまったと言う事です。このようなことによって、沖縄の人達の生活が米軍の訓練の危険な墜落などの結果によって、今の危険や生産力がだめになるという、こういうことが起こっています。また先日、普天間飛行場のヘリコプターのドアが上空から落下しました。この下にいたのが保育園の子ども達です。僅か10mの距離に落ちたと言う事です。親が保育園に預けるのは安全だと思う安心があるからです。学校に預ければ安心だとか保育園に預けておいたら安心だと思うからこそ子ども達を預けるのです。しかしながらいつヘリコプターから物が落ちてくるかも分からないというような現実ではどうでしょうか。10数kgもあるドアが落ちてきて地面に叩きつけられるようなことがあって、もし子どもに当たったら即死してしまうかもしれません。そんな所に子ども達を預けたら、親達は心配で仕方がありません。これは米軍の訓練が毎日この民家の上空や町の上空で繰り返されているから起こっていることです。このような訓練を止めてもらいたいというのが住民の気持ちです。ここのところ米軍の訓練のためにたくさんの戦闘機やヘリコプターが日本の上空、特に沖縄や岩国等で墜落を繰り返しています。オスプレイに至っては、政府や米軍の関係者が安全だと言っていましたが、あまりにもよく落ちるので安全率がどんどん下がり、危険率がうなぎ登りに上がっていって、これではこれまで言ってきた安全だと言うことが最早言えません。「良く落ちるヘリコプター、オスプレイ」と世界で言われており、オスプレイに乗る戦闘員は「未亡人製造機」とまで言われるような危険な乗り物です。そのようなオスプレイの訓練を民家の上空で行うなど全くもって住民にとっては命の危険すら起こりかねない重大な事態です。これに対して翁長知事をはじめとして沖縄の住民達が米軍関係者に対して抗議を行いました。しかし、住民が仲裁?されるなら飛行訓練しないと言ったその翌日から訓練を始めているのです。全く口先だけです。日米安保条約の中では日本の道路上を米軍は自由に訓練で飛ぶことが出来、何処に米軍基地を作ってもいいという、非常に米軍にとって都合の良い安保条約が制定されています。そのためいくら日本の中で米軍の関係者が犯罪を行ったとしても、治外法権のように日本の警察が逮捕する前に米兵が基地内に逃げ込んでしまえば、裁くこともなく日本の領土からアメリカに帰って、その罪も問われずに釈放されるという、そういうことが、戦後ずーっと続いてきています。日本の被害に会った住民達の人権など全く虫けらのように扱われられてきたのです。そういう中で、この戦後72年にわたって米軍の被害に会い、怒りを蓄積してきた沖縄の人達が最早我慢できない。戦後米軍基地を作って、そして、米軍犯罪に会ってきたことに対して、これ以上許すことができないと、立ち上がっているのです。名護の辺野古の基地の建設は、このような米軍基地を更に強化するものであり、住民の怒りが非常に高まっています。この大成建設は沖縄の民意の平和を願う心を踏みにじり、強制的に警察の暴力を使って、工事を強行させているのです。それも騙し討ちのように陸上から搬入することが難しいと判断したら、今度は本部の港の方から船で土砂を運んだり、石材を運んだりするような状況になっています。沖縄ではこの土砂の搬入に対して、奥の小学校の子ども達は、たくさんのダンプトラックが行き来するために、学校の生活が非常に危険な状態になるので、奥の住民達は奥の区議会で反対の決議を上げました。そして、この工事のためのダンプの通行や港からの搬出に、総意を上げて反対する行動を行っています。そして道路に寝転んで機動隊の暴力に負けずにトラックを止める行動を毎日行っているのです。
この大成建設の警備をやっている二人の警備員の方達もどちらの側に付くのか考えてもらいたいと思います。機動隊や警察のように大成建設が行っている戦争の基地のために、何をしてもいいんだというような倫理観も、自然破壊をしてもいいんだという何の倫理観もないような、大成建設を守るために叩かれているということに是非一度振り返って考えていただきたいと思います。
●Fさん:大成建設は、今日ですかね、本社の方に多分、東京地検の捜索が入っていると思います。
リニア・モーターカーの工事の問題で、談合をやったということで。以前「談合は二度としないという決意をした」と聞いています。しかし、実はこっそりやられていたんだなと思います。そして、大成建設の問題はこの問題だけではなく、地下鉄の工事の問題、沖縄の識名トンネルの工事の問題、あちこちで問題を起こし、裁判になったりしています。そして、辺野古の工事の受注についてもそうです。この辺野古の工事など、大手企業が辺野古から利益を吸い取る吸い取り口になってるのではないかと思います。この大手企業は例え人々がどんな目に会おうが殺されようが、自分たちがもうかればいいという、そういう企業の在り方そういう在り方でやってきているんです。そして過去の談合のこともマスコミも言ってます。そういう談合がなければ予算がもう少し抑えられ、その分を生活の苦しい人達に回せたのにと。こういう公共事業は税金を如何に企業が吸い取るかその吸い取り口なんですよね。ほんとに許すことはできません。
それから、米軍ヘリから窓枠が落ちたという事件が起きています。沖縄では高江でもそうです。オスプレイは民家の上を通ってはいけないという決まりがあります。民家どころか小学校の上をオスプレイが飛んだと小学生が非常にびっくりして問題になっています。まだ沖縄が本土復帰される前、宮の森小学校に米軍機が落ちて、17人の子ども達が亡くなりました。そして210人の重軽傷者が出ました。それ以来小学校の上は飛ばないようにという約束事があったにもかかわらず、これが守られた試しがありません。
(ここで、録音が切れました。)この事故に対し、翁長知事をはじめ、各市町村議会の抗議の決議が上がっていますが、米軍と日本政府はそれを全く無視し、今日から米軍機の飛行を再開したことは許されない。
それから、辺野古の工事での弾圧は凄まじく、海では抗議船に海上保安官が定員一杯なのに3人乗り込み船が沈没寸前まで傾き、女性が海に投げ出されたこと。別の抗議船の船長が、オイルフェンスがあるので区域内に入れるはずがないのに、軍警に刑特法違反で逮捕されたこと。それからゲート前で障害者が、障害のある足をかばおうとしたのに、殴ったと機動隊が逮捕したこと。などめちゃくちゃな弾圧が続いていること等を訴え、大成建設の即時撤退を訴えたと思います。

2017年12月17日日曜日

大成抗議:12月19日17:30~@新宿センタービル本社前&西新宿地下スタンディング

今年最後の、大成抗議を19日17:30~行います。12月で抗議を始めてから3年が経ちます。私たちはあくまでもあきらめないということを伝えていきましょう。よろしくご参集ください。

2017年11月27日月曜日

大成抗議:11月21日@福岡支社報告

2017.11.21大成建設要請行動報告
 参加人数8人、遠くから、頑張ってきてくれたCiさん、新しい参加者3名と、前回より増えた。玄関前要請書渡しも、5人で心強い。
(1)要請書による訴え(Y2さん)
      
 「辺野古米軍新基地建設工事の受注を撤回し、工事の即時中止を要請します」
 私たちは、沖縄県名護市・辺野古に米軍新基地は作らせないことを選挙で示し、平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動する市民の集まりです。
 大成建設は沖縄の人々の怒りの声を聴いて工事をやめてください
 貴社が強行している辺野古米軍新基地建設は遅れに遅れています。これはゲート前の住民の座り込み闘争の成果です。
 焦った防衛相は、13日からヤンバル・奥港から辺野古への石材海上搬送を始めました。
しかしこんな卑劣なやり方を沖縄の人々は許すことはありません。午前7時半から国頭島ぐるみ会議が呼びかけた抗議行動が取り組まれています。
 大勢の人たちが、道路に座り込み、寝転んだり、機動隊に排除されても、排除されても、何度もダンプの前に戻ってくる。
 防衛局は、数日前、区長に、13日当日に石材の搬送を始めると知らせたのが最初だということです。港には、奥の区民らも抗議にやってきて、「区に十分な説明もしないまま、一方的に港を使うなんて」と憤っています。
区長は、23日に区民総会を開いて賛否を決めると防衛局に伝えましたが、防衛局は、それを待たずに強行したのです。
 区民は「怒りで煮えたぎっている。こんな静かな集落にダンプが1日何回も往復されたらたまらない。年配の人が多く、手押し車で歩いている人も多い。港までの狭い道を通るととても危険だし、許してはいけない」と語っています。
また、国道58号線沿いに、奥小学校があります。これから毎日授業中に、100台のダンプトラックが何往復もするのです。授業に集中できなくなります。小学生は「すばらしい奥の自然をよごさない」と道路に張り出して訴えています。この小学生の声は届かないのでしょうか。この住民の声は届かないのでしょうか。奥では、船での採石搬送を阻止するため、阻止行動への参加を集落内の放送で呼びかけたということです。
  大成建設は沖縄の人々の民意をうけとめてください
 大成建設はなぜ沖縄の人々が、必死の思いで工事を止めるために座り込みをするのか、考えてみてください。
 戦後72年を過ぎても日本の国土面積の約0.6%もの米軍専用施設が存在し続け、状況が改善されない中で、今後200年も使われるであろう辺野古新基地ができることは沖縄県に対し、過重な基地負担を固定化するものであり、とうてい容認できるものではありません。
 沖縄は今日まで自ら基地を提供したことは一度としてありません。
 戦後の米軍占領下、住民が収容所に隔離されている間に無断で集落や畑がつぶされ、日本独立後も武装兵らによる「銃剣とブルドーザー」で居住地などが強制接収されて、住民の意思とはかかわりなく、基地が次々と建設されました。
 土地を奪って、今日まで住民に大きな苦しみを与えておきながら、基地が老朽化したから、世界一危険だから、普天間飛行場の移設は辺野古が唯一の解決策だから沖縄が基地を負担しろというのは理不尽です。
 沖縄を「標的の島」にする辺野古新基地建設をやめてください
 米軍基地があるがゆえに、戦争になったときに攻撃され,住民が犠牲になるのです。
 過去の沖縄戦では20万人の人が殺され、そのうち沖縄県出身者は122228人と言われています。4人に一人が亡くなったという同じ歴史を繰り返さないために座り込んで反対しているのです。
 貴重な辺野古の大浦湾を土砂の投入で破壊しないでください
 辺野古・大浦湾で生息する5800種以上の生物のうち、約1300種は分類されていない生物であり、その多くは新種の可能性があります。 
2016年6月には、2006年からの10年間で、エビやカニ、ハゼなどの新種計26種が相次いで発見されていることが報道され、同年7月には、100年以上ぶりにダルマスナギンチャクの新種が発見されており、貴重な生物の存在が次々と明らかになっています。それらを学術的に調査することもなく、またそれらを保護する一切の措置を施すこともないまま、大成建設は国の手先となって、415億円で請け負った自然破壊の工事を強行しています。金儲けのためなら、どんな自然破壊もやるのですか。
 それは大成建設が表向きの顔で立ち上げた公益信託=大成建設自然・歴史環境基金の理念である、自然環境の保全や再生という考えとどこで一致するのですか。
 大成建設は言っていることとやっていることが違う、貴重な大浦湾の自然破壊をしていることを反省してください。
 大成建設は戦争の出撃拠点、辺野古新基地建設をやめてください。
 2006年に発表した日米ロードマップでは、日米軍の再編をすることを合意しました。そこでは同盟国である日本の自衛隊の役割を強化する、自衛隊に日本の地域を超えた(海外派兵)をもあたえるとされました。
 自衛隊は米軍の同盟軍として米軍の指揮下で米軍の先兵として、アジアや世界中の戦争へ派兵されるように再編されているのです。私たちは戦争に反対です。子供たちに殺すか殺されるかの戦争の世界を残すことはできません。今すぐ戦争の出撃拠点になる辺野古新基地建設をやめてください。
(2)個人の訴え
●Kさん:今沖縄の辺野古で大変なことが起こっている。そういうことを福岡市民の人達にこの辺野古の大浦湾を埋め立てて、人殺しの基地を作るという暴挙、沖縄防衛局、とにかくどれだけ大きな暴挙であるかということについて、福岡市民の人達はほとんどこういうことについて、関心を払う余裕が無いと思いますね。生活を預かっている労働者がほとんどだと思う。日々の暮らしに追われているうちに、その人びとのことを、命のことを、未来のことを考えるのではなく、逆の構造をしている。この国の軍事性、逆のことをしているということに、福岡市民は少しは気がつかないと、このままこの日本の現状が進むと、辺野古の現状が進むと大変なことになると私たちは考えて、この辺野古基地を建設している大成建設に対して、抗議行動を続けています。先ず、私たちは何故ここに来ているか、そして、ここに来ていつも何を言っているのか、そのことがこれから先の沖縄の辺野古の人達とどういう関係があるのか、私たちとどのような関わりがあってこの国の未来とどういう関係があるのかということを少しでもアピールしたいということでここに来ていると思います。何よりも許せないのが、沖縄辺野古、大浦湾周辺の人達、のみならず、沖縄県民を本当に徹底的に苦しめて、精神的にも追い詰めて、生活も命も健康も奪って、沖縄の人達をめちゃくちゃにしているというその事自体、いいですか、沖縄はね前は琉球という所で日本政府が植民地化したのです。同じ人間ですね。同じ人間で、この日本列島に住んでいる、人間僻地においやられて、そして、今この国が進めようとしている戦争政策で犠牲になろうとしている辺野古の人達、住民だけではないね、海の中にはめったに見られない生物ジュゴンそういうきれいな海にしか育つことができない魚、ジュゴン、サンゴなどがあって、沖縄の人達の命を暮らしを育んでいます。私たちはきれいな海と緑のきれいな木々と空気とそれがなければきれいな空気がなければ生きていけない存在である。生物もそう、植物もそう、動物もそう、まして人間はそうですね酸素を吸って、二酸化炭素を出さないと生きていけない存在。きれいな空気、きれいな酸素、安全な食べ物、そして、沖縄の人達を守ってきてこのきれいな海。この海は宝物である。あなた達によごす権利はない。そういう当たり前のことがこの国で通用しないんでしょう。憲法というものがいくらあってもそのことで、住民の人権権利が守られなければそれは絵に描いた餅である。沖縄の人がどんなに苦しんでいるかということを、先ず私たちは、自分の問題として、ちょっとでもいいから、考えて見る必要があるんじゃないでしょうか。いいですか、海というのは、一国の政府がね、基地、基地って言うのは何ですかだいたい。武器を持って、アアミが集まって、沖縄戦であれだけ沖縄の人達を虐殺し、苦しめておきながら、またその最前線に巨大基地を作って、またこの悲劇を繰り返えそうというのか。そのようなことが許されるならば、この国は法治国家でもなければ、日本という国でもありませんね。え~聞いておりますか。大成建設のみなさん。あなた達を取捨する人はおりませんよね。働いてお金を得て生きていかなければならない。でも自分の会社が何をしているのか、権力の手先とか言われて怒りをバーと爆発しないような、そういう人間はですね。いいですか、労働者というのは、公民の命とか暮らしとか、何かの役に立つことで、その役に立つ仕事をすることで、労働者であり得る。というのはおかしいかな?でもそうでしょう。何か他の人の為に、何かを。或いはその人間が使う、何かの道具でも役に立つ道具の一部を作成したり、或いは受注したり、そういう社会全体の益になることを、やるのが、し~ご~と~というものである。でその仕事に従事するのが、労働者というものである。でそういう社会的な公益、人びとの利益になってるからこそ、その利潤がそれに従事する人びとにまた。あなた達は、福岡市民のためになってないんですよ。沖縄の人達の為にももちろんなってませんね。今この国は、戦争政策を進めている。きれいな海も、女性も、子どもも、障害者も、そこに住むお年寄りも、爺さんも婆さんもあったもんじゃありませんね。命というものに対する為政、政治。命というのは人間の命だけじゃないんですよ。いいですか、海の中で健気に生きているきれいなたった一本のサンゴでもそれは命なんです。水一滴でも命なんです。何故なら私たちの命を育んでくれるからなんです。こういう物がないと生きていけないんです。金ですか?金ではないんですよ。金はね手元に少しなければ食べ物も買えないと言うかも知れません。しかし、私たちの命を本当に育んでいる物って何ですか。私たちはそんなに傲慢な人類というのは、そういう植物や動物や土地を支配して、空気まで支配して、そんなことができるんですか?私たちは空気を吸わしてもらい、水を飲ませてもらい、きれいな水を飲ませてもらい、安全で美味しい食べ物を食べさせてもらい、そして、この植物の繊維でできたそういう服を着させてもらって、寒さから凌ぎ、食べ物で飢えを凌ぎ、そうやって自然と一体にならなければ生きていけない哀れな動物なんですよ、人間というのは。だからあなた達に沖縄のきれいな海を、一粒の砂によって汚す権利はないんです。それを国が言ってきたときにあなた達は絶対にそれを拒否しなければいけない。そのような労働者としての権利だけじゃなく、人間としての誇り人間性、普通の当たり前の住民として暮らしている感覚それを取り戻さないと、この国が今向かっているその先、この国が向かおうとしている先。だからこの国に基地、米軍基地なんでしょうけどね、この国に基地なんかあってはならないんです。特に米軍基地。何故この国に基地ができたのでしょう、何故この国は基地を作ったのでしょう。なぜこの国はアメリカの言われるとおり、米軍基地をあちこち作り、そして、自衛隊のこうしゅう場を作り、そのようなことをしなければならなかったのでしょうか。私たち日本人、沖縄の住民の人達、米軍基地は必要ありません。人殺しの道具戦争に向かうための最前線そんなものは必要ありません!
 沖縄から今すぐ米軍基地、海兵隊は出て行ってください。自分の国にお帰りなさい、せめて。いいですか。基地を作ることは許さない。中央がやることではありませんでしょう。あなた達は、上が何と言おうと、国が何と言おうと、県が何と言おうと、市が何と言おうと、行政が何と言おうと、それを拒否する、拒否しなければならない。と言ってもわからないのならば、沖縄の人に聞いて下さい。どれだけ海が自分たちを守ってくれたか、沖縄の海がどれだけ沖縄住民の暮らしを生業を守って、私たちに糧を与え、そしてきれいなサンゴはきれいな海の中で生きていく権利がある。人間と同じ生きていく権利どころか、その命こそが私たちの命を育んでいるのです。これくらいのことが、当たり前で社会に通用しないようになれば、それは殺し合いの社会が待ってるだけです。私たちはこの国が向かおうとしている戦争を絶対に許すことはできません。戦争法、日米安保、国が勝手に住民の命を無視し、暮らしを無視して、そして、あまりにも無神経な沖縄戦で痛みつけられた県民に対するこのような仕打ちが何処にありますか?あまりにも無神経で、私たちの全てを追い詰める、そのやり方を許すことはできません。これ以上沖縄の辺野古の人達を追い詰めないでください。勝手にヘリパットを作り、オスプレイが飛んでいくような、誰が許したのでしょうかね。沖縄の住民はそんなことの望んでませんよ。オスプレイが飛ぶことも、基地があることも、米軍が車で住民をひき逃げすることも何も望んでいない。何一つ沖縄の益になることは一つもない。私たちは出て行かなければならない、あなた達は工事をすぐに中止しなければならない。中止するように大成建設の上部の人は行政の人にお伝えして下さい。「そのような卑劣なまねは私たちはしたくない。日本人としてと言うか、常任として、そのようなことをしてまでしたくはないということを、労働者としてやりたくはない」ということを、是非、上の人に伝えて下さい。
●Fさん
大成建設さん!辺野古新基地建設は、海と陸の暴力と、違法行為の連続で強行されていますね。
 今回、会計検査院がシュワブ・海上警備業務の過大積算を指摘し、ライジングサンセキュリテイ社が外されました。金額の面でもその杜撰さも、さすがに国は放置できなくなったのでしょう。
 今回、会計検査院は20157月~201610月までの3件の人件費46億円の過大積算を指摘しましたが、実はこの3件だけでなく、2016年にもう1件の28億円がライジングサンセキュウリテイ社と契約されているのです。その人件費の過大積算の総額は3件の18884万円と合わせて、3億円近くになるのです。
 会計検査院は、「今後の改善策を求める」に終わっていますが、この過大積算分の返還を求めるべきです。大成建設の共同企業体「大成JV」が係わっている沖縄の「識名トンネル」の不正発覚は沖縄県に返還を求め、沖縄県は58000万円を返還したではないですか。この識名トンネル問題は、住民訴訟で住民が勝利しましたね。しかし、私は不正受給を県にそそのかし懐に入れた企業側「大成JV」が58000万円を全額返還すべきだと思っています。福岡市の地下鉄陥没事故の周辺商店の被害弁償額37290万円は「大成JV」が支払うことになったではありませんか。これも「大成JV」が果たして、本当に支払うかどうか疑っていますけどね。
 さて、話しを戻しますが、このシュワブ・海上警備業務の応募の仕方はライジングサンセキュウリテイ社1社しか応募しておらず、請負率が99.94%と、予定価格が漏れているとしか考えられません。
 また、警備員の「日割基礎単価」は750010100円であるのに、本件業務では、警備員の日当として3900090000円も計上しているのです。しかも、検査院の検査がなされなければこれが通っていたのです。
 大成建設も叩けば埃の出る体ではないですか。
2014年、辺野古新基地建設の入札において、大手10社が自民党の政治資金団体、国民政治協会に対して、総額6000万円を献金していました。このうち大成建設は他の6社に比べ1600万円の大口献金でした。その結果大成建設は最大の受注を勝ち取りました。3つ以上の受注をしたのは大成建設だけです。「仮設工事」「中仕切り岸壁工事」「汚濁防止膜等工事」で総額382億円にものぼります。私たちの税金を射水の如く使い、そして反対する私たち住民に対しては暴力を打ち振るう。この大手企業のやりかたを許すことは出来ません。辺野古新基地建設は正に、戦争に群がる死の商人の如く、国民の税金を吸い取る吸い取り口になっているのです。国民の命、沖縄人民の命、人権、権利のことは歯牙にもにも掛けず、例え戦争に向かおうが、ただただ会社の利益だけをむさぼり取ろうとする大手企業のその姿のほんの一角が、このライジングセキュリテイ社の事件に表れたのです。私たち市民は告発を続けます。そして、大成建設の辺野古からの撤退を強く求めます。

2017年11月19日日曜日

大成抗議:11月21日(火)17:30~@新宿センタービル本社前&新宿西口地下

定例の大成抗議を21日17:30~新宿センタービル本社前で行います。18時過ぎからは新宿西口地下に移動してスタンディングアピールを行います。よろしくご参集ください。

2017年11月1日水曜日

五洋抗議:11月14日17:30~@飯田橋東口

五洋抗議はイレギュラーの14日火曜17:30~、場所はいつも通り飯田橋東口で行います。五洋抗議は年内最後となります。よろしくご参集ください。

2017年10月23日月曜日

五洋抗議:10月26日(火)17:30~@飯田橋東口

ケーソン工事を請け負っている五洋建設の最寄駅、飯田橋東口で、抗議のスタンディング&チラシまきを行います。よろしくご参集ください。是非プラカードをお持ちください

2017年10月9日月曜日

大成抗議:10月17日火5時半@新宿センタービル本社前&西口地下スタンディング

恒例通り、第3火曜日17日17:30~本社前で抗議、6時ごろに西口地下に移ってスタンディングです。よろしくご参集ください。

2017年9月24日日曜日

大成抗議:9月19日報告@福岡

2017.9.19大成建設要請行動報告
参加人数8人。今回はスケジュール過多で、開始時間を早めたので参加者が減るかなと危ぶまれたが、忙しい中無理して駆けつけていただいた方もあり、いつもの人数が揃いホットした。警備の方は相変わらずで,要請書を受け取って貰えないが、同じ労働者、気持ちは分かっていただいているとは思うが、上からの縛りも強いのだろう。通行人は本当にチラシを良く取ってくれる。中には、パネルを丁寧にしっかり読んでいる人もいる。今日は時間が無いので、パネルを減らしてきたのが残念です。今日は人数は少ないけど、発言者は多く、大手企業大成建設の血も涙もない、労働者殺しのやり方への怒りの訴えで盛り上がりました。済みません、カセットテープが壊れてしまい、後半は一週間後に報告します。とりあえず、前半のみ報告します。
(1)要請書による訴え(Yさん)
要請書
「辺野古米軍新基地建設工事の受注を撤回し、工事の即時中止を要請します」 
私たちは、沖縄県名護市・辺野古に米軍新基地は作らせないことを選挙で示し、平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動する市民の集まりです。
4月末から始まった大浦湾最奥部のK9護岸(延長316m)は、「仮設工事」にすぎず、わずか100mで止まってしまっています。中央部の捨石部分の両側には、被覆ブロックではなく石材を入れた根固用袋材を置いただけで、南側に消波ブロック(12.5トン)を設置しています。台風シーズンが終ってから、これらの根固用袋材、消波ブロックを撤去し、あらためて被覆ブロック、消波ブロック(20トン)に置き直す必要があるのです。防衛局は、当初から100mほどだけ、しかも仮設工事にすぎないことを前提に工事に着手し、それを「本体工事着工!」と大きく宣伝したのです。翁長知事をはじめとした県民の、新基地建設に反対する闘いに抑えられて、大成建設がやれた工事は、ほんのわずかにしか過ぎないのです。
大成建設はもはや,始めた途端に行き詰まっている辺野古新基地建設をあきらめて、一日も早く撤退してください。
 工事は9月末にでも、県に提出していた工程を大きく変更して、K1護岸、N5護岸の捨石投下が始まるかもしれません。しかし、被覆ブロックはまだ全く製作されていないので、両側には台風時の高波対策として根固用袋材を並べるしかありません。やはり、「仮設工事」にすぎず、将来、被覆ブロックに置き換えなければならないのです。 
このように、工事が進展する展望は全くありません。焦っているのは大成建設のほうではありませんか。
 ケーソンの置場となる海上ヤードの取り止めや、10月からの新たな海上ボーリング調査の開始など、ケーソン護岸工事の全面見直し作業が始まっています。海底地盤がサンゴ礁などのために軟弱なことがわかり、新たにボーリング調査のやり直しが必要になったのです。このような工事変更の場合、公有水面埋立法に基づく設計概要変更申請を提出し、知事の承認が必要となるのです。知事が承認しなければ、工事は頓挫するのです。そのため、簡単に工事ができる浅いところで、将来、手詰まりとなることが分かっていながら、「工事は着々と進んでいる」かのように見せつけて、なんとか県民の諦めを誘おうとしているのは明らかです。
これから国が設計概要変更の申請をしたとしても、翁長知事は承認をしないのは明らかですから、大成建設は工事をできなくなります。
辺野古新基地建設が完成することは将来もないのだということを大成建設が一日も早く理解し、辺野古新基地建設から撤退することを求めます。
(2)個人の訴え
●Fさん:先程の要請でも述べられましたが、「海上ヤード造成」が取り止めになったそうですね。
これは「ケーソン護岸工事」が取り止めになったのか、それとも大幅な「設計変更」なのか。
たとえばV字型滑走路をL字型滑走路に変えざるを得ないとか、或いは辺野古基地建設そのものが不可能になったのか。
先程も述べられたように、ケーソン工法を変更する場合は、県知事に申請し承認を得なければなりません。
 83日の沖縄防衛局のホームページに、2つの「海底ボーリング調査の一般競争入札」が掲載されていました。11ヶ所と8ヶ所の海底ボーリング調を、10月から来年3月までするというものです。
最初のボーリング調査は、20146月~11月までの予定でした。そして、その年の12月から本体工事を着工するといわれていました。がその後、工期延長が何回も繰り返され、最終的には昨年331日にようやく、24ヶ所の調査が終了したはずです。
このボーリング調査は「護岸本体の設計に必要なデーターを得るための調査」で、もう既に、その実施設計が終了していなければならないはずです。
ところが今年の2月から、大型調査船ポセイドン,クレーン台船、スパッド台船による海底ボーリング調査がまたまた再開され、29ヶ所の予定の箇所と予定以外の多くの地点の調査が強行実施されたのです。このボーリング調査は「ケーソン新設工事の確認ボーリング調査」と言われていたのですが、ケーソン施工箇所とは全く関係ない広い範囲で調査が行われ、行ったり来たり,何度も念入りに調査が繰り返されたのです。おそらく、琉球石灰岩層に軟弱部や空洞などの何らかの問題が見つかり、ボーリング調査をさらに詳細にやり直す深刻な問題が生じたのでしょう。この調査も今年の7月に終わりました。
ところが、またまたまた、19ヶ所の海底ボーリング調査の一般競争入札広告が出されたのです。何故こんなにいつまでもボーリング調査を繰り返すのでしょう。これはもう「確認ボウリング調査」ではなく、「護岸本体の設計に必要な調査」がまたまた必要になったのだと思います。
大浦湾の護岸工事の基礎地盤はかなり深刻なのだ。工事を断念しなければならないような深刻な問題なのだ。
この深刻な事態を覆い隠すために、今年425日の「K9護岸の埋立本体工事着工」という華々しい儀式をやり、沖縄県民を騙し、諦めさせようとしたのです。このK9護岸は、県民を騙すための仮設工事だったのです。
もともと大浦湾は、米軍がベトナム戦争時代に軍港を作ろうと海底調査をし、空洞があり軟弱地盤で、適さないと諦めたところです。
大浦湾は、人工建造物の建設に適さない、自然豊かな海なのです。その自然の力が人工建造物の建設をはね除けているのです。
沖縄防衛局よ!大成建設よ!安倍政権よ!あなた達がやってることが、どんなに罪深いことか思い知ったでしょう!ここに軍事基地を作ることは許されないのです。辺野古から即刻撤退しなさい!  

●Gさん: ただいま出て来た,きれいな背広を着てネクタイを締めた人が、私が大成建設の中に入ってビラを差し出したら、「犬っころはあっち行け」と言うような感じで、「シッシッ」と言うような感じの態度を取った方が今あっちの方に行きました。こういった「人間として最低限の礼儀すらわきまえない」そういった人達が大成建設周辺で働き、そして戦争のための基地作りを行っているんだと言う事です。「建設をするのに人間としての礼儀なんかいらない」そりゃそうでしょう。あなた達の論理は、そうなるでしょう。私たちは「戦争そのものに反対してます」。資本主義と言う中で、労働者が一生懸命働いても生活することができない、そういった社会があって、ほんの一握りの大成建設のように、多くの企業がボロもうけする、そういった仕組み、これを押しつけるために、戦争がどんどんどんどん行われていきます。私たちはこんな戦争に反対してます。人を人とも思わない普通~の人間同志の礼儀すらわきまえない人がやはりこの大成建設に出入りしているということが今のあの「犬ころあっち行け、シッシッシッ」のあの感じです。情けないことです。あなた方はどのようにして戦争のための仕事に手を貸し、いったい何処に向かおうというのでしょうか?君のその体質は中で働いている労働者11人のみなさん方には、例えばお子さんがいらっしゃるだろうと思います。あなた方の子ども達に「お父さんは人殺しの手伝いをしてるんだよ」と胸を張っていえますか?そんなこと恥ずかしくて言えないでしょう。でもあなた方がやってることは、正にそういうことではありませんか。労働者がただだまって資本家の言いなりになってしまえば、それは資本家のための仕事、労働者殺しの仕事をするためにのみ、引き出される。これは明白です。だから労働者が労働者同志が力を合わせて闘い抜かねばなりません。労働組合の必然性がそこにあります。労働者が世界中で様々な闘いに立ち上がっています。そんな闘いを恐れている資本家連中がこの闘いを力でもってねじ伏せ潰すために、戦争へ踏み込んでいます。あのトランプにしても、安倍にしても、「戦争!戦争!戦争!」こういった方向しか示しません。私たち労働者が「この地球が丸い一つの星なんだ」という科学的な事実が明らかにされるまでの長~い、長~い歴史そうしたものを私たち自身のものとして、この地球の上に一繋がりの労働者同志同じ仲間としていつまでもいいようにこき使われ使い捨てられる野たれ死にを強いられる、殺される、こういったことを全部捨て立ち上がろう!このようにして、福岡の地においても、闘い抜いています。今、世界中で様々な地で、多くの労働者が闘いに立ち上がっています。私たちは一つになって資本家の言いなりにならない、戦争を許さない。この大成建設が沖縄の辺野古の新基地建設をしょうかい的に作っている、建設している、こうしたことを許せない闘いをやり抜いていきます。全てのみなさん!もう一度、先程この大成建設に出入りした不当不遜な、人間として最低限の礼儀すらわきまえないような、そういった人達がのさばる社会ではなく、私たち1人1人が本当に手を取り合って生きていける世の中を目指して、戦争はいらない、戦争をする安倍政権はいらない、労働者殺しの安倍政権はいらない、こうした一つのものとして、大成建設への抗議行動を続けて行きたいと思います。よろしくおねがいします。

Stop! 沖縄新基地建設・福岡

五洋抗議:9月26日5時30~@飯田橋東口

ケーソン工事を請け負っている五洋建設への抗議は、最寄り駅(東口から見えます)の飯田橋駅東口で夕方5時半から1時間行っています。チラシまきを中心に通行中の方に、辺野古への基地建設を止めるよう訴えています。

2017年8月20日日曜日

五洋抗議:8月22日17:30~@飯田橋東口

8月22日17:30~飯田橋東口にて、五洋建設への抗議を行います。よろしくご参集ください。

2017年7月30日日曜日

大成抗議:8月29日火曜日5:30~@西新宿センタービル本社前&新宿西口地下

8月の抗議は、第3火曜日がお盆休みと重なるため、第5週29日に行います。お間違えの無いようよろしくお願いします。本社前5:30~、6時ごろから新宿西口地下でのスタンディングです。

2017年6月19日月曜日

五洋抗議:株主総会抗議6月27日8:50飯田橋東口集合

今年も株主総会の時に抗議をします。8時50分飯田橋東口集合9時から五洋建設本社前です。よろしくご参集ください

大成抗議:6月20日17:30~@本社西新宿センタービル前&新宿西口地下スタンディング

明日になってしまいましたが、今月も大成抗議をします。17:30~@本社西新宿センタービル前&新宿西口地下スタンディングです。思い思いのプラカード等お持ちください。

2017年5月20日土曜日

五洋抗議:5月23日(火)17:30~@飯田橋東口

大浦湾のケーソン工事を請け負っている五洋建設は飯田橋東口の歩道橋を渡ったところにあります。これ以上の工事を進めさせないためにも、工事から手を引くよう、五洋建設に求めていきましょう。思い思いのプラカードをお持ちください。

2017年5月14日日曜日

大成抗議:5月16日(火)17:30~@西新宿センタービル前&新宿西口

今月も大成建設前抗議をします。今現在、工事をしているのは、東洋建設JV(9.8億円)、大成建設の受注した中仕切岸壁新設工事がいつ始まるか気が置けません。大成建設への抗議を続けていきます。プラカード等をお持ちください。

2017年4月26日水曜日

大成抗議:4月18日報告@九州支店

(1)要請書読み上げ

「辺野古米軍新基地建設工事の受注を撤回し、工事の即時中止を要請します」

 私たちは、沖縄県名護市・辺野古に米軍新基地は作らせないことを選挙で示し、平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動する市民の集まりです。
 4月以降、大成建設は県の許可を得ずに辺野古米軍新基地建設工事を続け,名護市辺野古沿岸部を埋め立てる護岸工事を17日にも始めると発表しました。大成建設は違法な辺野古新基地建設を中止してください。本来ならば辺野古への移設工事に必要となる岩礁破砕許可の期限が3月31日で期限切れを迎えたので、国が工事を続けるならば県の許可が再度必要な事態です。
 しかし沖縄防衛局は、辺野古沿岸部の岩礁破砕許可を巡り「名護漁協の漁業権放棄決議によって許可の前提となる漁業権が存在しなくなったために許可を取得する必要はない」と主張し、沖縄県に対して岩礁破砕許可を申請しないまま、工事を強行しています。果たして岩礁破砕許可をもらわないで海の工事をすることができるものなのでしょうか。

那覇空港の第2滑走路建設には岩礁破砕許可を申請した国の2重基準

 一方、那覇空港の第2滑走路建設で国の機関である沖縄総合事務局は、地元漁協が漁業権放棄を決議して以降も漁業権は存在するとの認識で、県に岩礁破砕許可を申請しています。辺野古新基地建設では2013年3月、そして那覇空港第2滑走路は同年6月ごろ、それぞれ関係する漁協が工事に伴う漁業補償を受けることを条件に、工事区域の漁業権を放棄する特別決議をしています。
 その後の13年9月1日、県は10年に1度の漁業権更新を行いました。この中では地元漁協が漁業権「放棄」を決議した辺野古新基地建設予定地と那覇空港第2滑走路建設予定地でも、海域への漁業権自体は存続していると告示されていました。これを受け防衛局は14年7月11日、岩礁破砕許可を県に申請し、同年8月28日に仲井真弘多前知事が許可しました。
 このように今までは海の工事をするためには、国は県に対して岩礁破砕許可申請を出してきています。
  
国が名護漁港に漁業権放棄の特別決議を再度可決させる異例のやりかた

 新基地建設に反対する翁長県政の発足後に防衛局は、県への岩礁破砕許可申請を回避するため、名護漁協に対し、漁業法31条と水産業協同組合法50条に基づいて漁業権を放棄する特別決議を再度可決することを依頼しました。名護漁協は、工事区域だけでなく、周辺の臨時制限区域の漁業権も併せて放棄する特別決議を16年11月28日に可決しました。
 これを受け防衛局は13年9月1日に県の漁業権見直し決定で「復活」したはずの漁業権を再び「消滅」させたとの法解釈に基づき、破砕許可の不申請を決めたのです。国の都合のいいように異例の解釈をしたのです。

漁業権の変更(一部放棄)は知事の承認を得ない限り成立しない

 これに対して県は漁業法31条や水産業協同組合法50条は漁業権を放棄する「内部手続き」の在り方を定めただけで、漁協の内部決定だけで漁業権は自然消滅しないと指摘しています。県は「漁業権の変更(一部放棄)は知事の承認を得ない限り成立しない」として、漁業権はなお存在し、許可申請は必要だとしているのです。翁長知事は国が今後も工事を続ける場合は工事の差し止め訴訟を起こすことなど対抗策を検討しています。
 さらに漁業取締船を随時、工事海域周辺に出し、許可なく岩礁破砕が行われていないか監視しています。大成建設が行っている辺野古新基地建設は、岩礁破砕の県の許可も受けていない違法な工事です。今すぐ中止してください。
 翁長雄志知事は辺野古の新基地は作らせないことを県政運営の柱にして県民の支持を得ています。こうした沖縄の人々の民意に耳を傾け、大成建設は、辺野古の海を埋め立てる工事から撤退してください。

(2)個人の意見

○ 法も秩序もない。法は国の都合でどうでもねじ曲げられる。そして、その法も通らなければ、最後は権力と暴力で強行される。正に「植民地政策」です。この安倍政権の強権を許しているのが、私たち本土の人間であり、大手企業・大成建設です。人民の権利や生活をなぎ倒していく。ここに私たち本土の人間の苦悩の元凶があるのです。

○ 市民のみなさん、この安倍政権と大手企業の人民抹殺、強権政治、強権的沖縄人民弾圧、辺野古基地建設に反対しましょう!どう考えてもおかしい、このおかしいことを取り除かないと、私たちの権利も生活も全うできません。                            

○ 海底ボーリング調査が未だ続けられています。調査すればするほど問題が浮上しているのでしょう。私が推測するに、ここの海底はサンゴ礁でできている、相当の深さまでサンゴ礁でできていて、建築物を建築できないのではないか。そもそも本当は軍事基地など作れないのではないかという、深刻な状況が発生しているのではないかと推測しています。 

○ 辺野古にはりめぐらされている汚濁防止膜の近くに海亀が浮いていて、近づいても逃げずに、かなり弱っていたそうです。このままでは死ぬと思い、「美ら海」水族館に保護を頼んだそうです。現場は作業船や海保のGBや抗議船が走り回っている。海亀にとって、海の状況が一変し、どう生活すればいいか戸惑っていると思います。海亀はハ虫類で肺呼吸ですから、どうしても、海面に出て、息継ぎをしなくてはなりません。その時、船にぶつかったとしても不思議ではありません。ジュゴンも藻草を食べに来なくなって久しい。海底ボーリング調査や、汚濁防止膜の鉄板アンカーやおもりとなる鉄の鎖も海底のサンゴを傷つけています。辺野古新基地建設は大浦湾の生きものを圧殺する愚行です。大成建設は今すぐ工事を止めて下さい!

(3)シュプレヒコール

大成建設は辺野古から手をひけ!大成建設は辺野古の海を壊すな!
大成建設はサンゴの海を壊すな!大成建設は人殺しの基地を造るな!
大成建設は米軍基地を造るな!大成建設は辺野古の海を壊すな!

2017年4月22日土曜日

五洋抗議:4月25日(火)17:30~@飯田橋東口

今月も、いつも通り、飯田橋東口駅前で、五洋建設に対する抗議宣伝活動を行います。4月25日火曜日17:30~1時間です。よろしくご参集ください。

2017年4月12日水曜日

大成抗議:4月18日(火)17:30@大成本社新宿センタービル&西口地下スタンディング

新聞などで、17日の週にも護岸工事が始められるとの報道もあります。この中仕切岸壁新設工事も大成建設による工事で、海中に栗石を投下するかもしれません。どうかたくさんの人が集まってくださいますように。プラカードなどもお持ちください。

2017年3月30日木曜日

大成抗議:入社式抗議4月3日@西新宿地下&センタービル本社前

今年も入社式がやってきました。新入社員に向けて、本当に基地を造って儲ける企業で働きたいのか、問いかけたいと思います。

早朝ですが、7時45分西口地下交番周辺に集合して、スタンディング。その後、本社前にてアピール行動を行います。朝早いですがお集まりください。

2017年3月19日日曜日

五洋抗議:3月28日火曜17:30~@飯田橋東口

五洋建設抗議は3月28日火曜17:30~飯田橋駅東口で行います。よろしくご参集ください。

大成抗議:3月21日火曜17:30~@西新宿センタービル&西口地下

21日17:30~定例の大成建設抗議を行います。雨の予報なので、センタービル前は短くし、西口地下でのスタンディングを長めに行いたいと思います。辺野古では、汚濁防止膜の設置工事が進んでいます。工事を止めろの声を届けましょう。思い思いのプラカードをお持ちください。

2017年2月3日金曜日

大成抗議:1月24日報告@大成本社前

東京での1月24日の抗議行動には50名を超える参加がありました。ありがとうございました。さまざまなコール・歌・ヤンバルクイナの鳴き声等にぎやかに抗議しました。


以下、当日の様子が見れますhttp://twitcasting.tv/chikapin1/movie/341479448

https://www.youtube.com/watch?v=Dx15pj7Vk1k

https://www.youtube.com/watch?v=5XqzVCAPT14


当日に読み上げた抗議要請文は、翌日ファクスしました。

2017124
Stop!辺野古埋め立てキャンペーン

大成建設株式会社
取締役社長 村田誉之殿

抗 議 要 請 書

辺野古新基地建設・本体工事受注を撤回し
投入したコンクリートブロックの撤去を求める

 私たちStop!辺野古埋め立てキャンペーンをはじめとする各地のグループは、201412月来2年以上に渡って、貴社に辺野古での米軍基地建設への加担を止めるよう求めてきました。それに対し、当初、貴社は「回答する立場にない」、20154月からは「抗議文は受け取らない」と私たちの抗議に耳を傾けることさえ拒否してきました。

 この間、辺野古への基地建設に反対する沖縄の島ぐるみ・オール沖縄の県民の声は、ますます大きくなっています。北部訓練場の東村・高江での工事は、本土から機動隊を動員して、工事を強行しなくてはならないほど、基地建設に対する沖縄県民の抵抗は激しいものがあります。貴社もその情報は得ているでしょう。辺野古の工事も、機動隊を導入して強行するつもりですか。沖縄県知事は、最高裁での判決後、埋め立て承認取り消しの取り消しをしましたが、辺野古新基地建設をさせないために、次に沖縄県知事としてできることを検討しています。大浦湾の海上やシュワブゲート前の現場でも、再び沖縄の人々は非暴力の抗議を始めています。それを現地の作業員はどのように感じているのでしょうか?
 
 貴社は、生物多様性宣言を出して、社長自らあいさつの中で「自然との共生」について触れているにもかかわらず、2015年2月生物多様性に富む大浦湾にコンクリートブロックを投下し、サンゴを損傷しました。そして、今また「汚濁防止膜等工事」として、新たなコンクリートブロックを落とそうとしています。私たちは、私たちの巨額の税金を使って、さらに暴力を用いて造られる辺野古基地建設の暴挙を見逃すわけにはいきません。

 貴社の140年史には、貴社が今までもさまざまな米軍基地の建設に関わってきたことが書かれています。その基地を利用して、米軍がいかに武力で世界を支配してきたか、想像したことはありますか。朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争と他国の侵略の歴史です。日本の「安全保障」の名のもと、日本政府と一緒になって戦争で儲ける貴社の在り方に疑問を感じざるを得ません。

 コンクリートブロックは引き上げることができます。辺野古への基地建設を止めるなら今しかありません。辺野古・大浦湾の豊かな海を、子どもたちに残したいという沖縄県民の声に耳を傾けることが、これからの時代の企業に求められていることです。貴社の英断を願います。沈めたコンクリートブロックを引き上げ、工事の受注を撤回するよう求めます。

大成抗議:1月24日報告@福岡九州支店

2017.1.24大成建設要請行動の報告
参加人員13人、年開けて、 寒くもあり少ないかなと思っていたが、 多かったのでみんな気合い入っていました。
(1)要請書読み上げ(Fさん)

要請書                   
「辺野古米軍新基地建設工事の受注を撤回し、 工事の即時中止を要請します」
 私たちは、沖縄県名護市・ 辺野古に米軍新基地を作らせないことを選挙で示し、 平和のために行動し続ける沖縄県民と連帯して福岡で行動する市民 の集まりです。私たちは、20146月に御社が国から受注した 「辺野古における米軍新基地建設工事」について、即時の中止と、 この基地建設事業からの撤退を求めます。
 1213日、 辺野古新基地建設予定地近くの安部地区の海岸にオスプレイが墜落 しました。そして、一週間もしないうちに、 原因もわからないまま、オスプレイ飛行訓練が再開されました。 更に、年明け早々16日に、 何と主原因と言われている空中給油訓練を始めたのです。
 米軍の訓練を再開するための対策というのは、地上において、 空中給油の手順をシュミレーションするというものです。 この子ども騙しのような地上でのシュミレーションで、 オスプレイの危険性が除去されるはずもありません。 管官房長官は「 事故防止に有効と認められる対策を幅広く取っている」 と容認しました。そして、米軍は「 空中給油は日本の防衛とアジア太平洋地域の平和と安定のためだ」 と居直り、日本政府も「空中給油の重要性を理解する」 と応じたのです。 オスプレイの危険性と事故を起こした責任は吹っ飛び、 そこには沖縄県民の平和と安全を犠牲にする日米安保の本質が鮮明 に浮かび上がったのです。まさに、 このオスプレイ事故と日米の対応の中に、 辺野古新基地建設の本音が表れているのです。
1月6日、米軍は実際に空中給油訓練を実施したかどうかさえ、 明らかにしませんでした。 なぜ米軍はこれほどまでにかたくななのか。 なぜ日本政府は住民には向き合わずに米軍の意向ばかり優先するの か。日米「地位協定」によって保障された基地の特権。 世界の先進国で沖縄ほど米軍駐留に伴う「複合加重負担」 を背負っている地域はありません。
オスプレイ事故に対し沖縄県市町村からだされている、抗議、 意見、決議書は、15自治体に及びます。名護市では、50区長会 の全区が反対決議を挙げたそうです。
「日本政府が沖縄人民を守ってくれぬのであれば、 自ら理不尽な政策に反対していかなければならない」と、 立ち上がった沖縄人民に対し、安倍政権は、 500の機動隊を本土から投入し、 暴力で反対住民を弾圧しました。 それでも抵抗する反対住民に対し、1129日、 警察権力の奥の手である、4人の逮捕と7カ所の家宅捜索を強行す るという、大弾圧に打って出てきたのです。 私たちはこの弾圧に対し、怒りの弾劾をし、 彼らの早期釈放を求めます。
大成建設はこのようなことまでして、 工事を強行するつもりですか。あなたたちは、 沖縄県民の平和と安全を犠牲にした日米安保のために米軍基地建設 を強行しているのです。
1220日、最高裁は「辺野古訴訟」 で県の上告を棄却しました。
普天間より辺野古は面積が縮小する。 環境保全対策が取られていると中身の審査を全くせずに、 前知事の判断に「不合理な点はない」と認定しました。そして、 翁長知事が、埋め立て承認取り消しを取り消さないことは、 違法であり、 国の請求を認めた多見谷高裁判決は是認できるとして、 上告を棄却したのです。そこには、高裁の多見谷判決の「『 防衛と外交のため』辺野古基地は必要だ。」 という露骨な文言は影を潜めました。がしかし、実は「防衛、 外交、安保のため」に、沖縄人民を犠牲にして、「辺野古新基地」 を作ることを暗に認めた極めて不当な最高裁判決なのです。 牙を隠してはいるが、実は、その牙が本意なのです。 そのための反動判決なのです。
 安倍政権は、この司法を味方に付けて、 辺野古新基地建設を強行しようとしていますが、 その基地建設を担っている大成建設は、この21世紀の傷として、 歴史に残る大罪をおかそうとしているのです。
江戸末期に鉄砲商人として立ち上げ、明治、大正、 昭和と富国強兵の国策の中心に位置し南満州鉄道の工事を引き受け る等、侵略戦争の先兵として、中国人民の生き血を吸い、 肥え太ってきました。そして、今また、安保法を制定し、 憲法を改悪して、 侵略戦争の道を突き進まんとする安倍政権のもとで、 大成建設は辺野古新基地建設を推し進めようとしています。 もうこの辺で、目を覚まし、あくどい商法は止めませんか。
 沖縄の識名トンネルの不正事件は有名ですね。 那覇市の識名トンネル造成工事において、 大成建設は地盤沈下対策の追加工事費用を請求しましたね。 仲井真前知事時代の沖縄県が大成建設の要求に屈して、 偽造契約書を作成しましたが、会計検査でばれ、国が激怒。 国庫補助金の返還を強いられ、県民に58千万円もの損害を与え たというものです。今、県民が住民訴訟を起こしています。 国庫補助金にしても、我々の税金です。大成建設は、 もっと人々のためになる人道的建設をやりませんか。
12月16日、翁長沖縄県知事は、 埋め立て承認取り消しを取り消しました。しかし、知事は「 県民の理解が得られない新基地建設を進めることは絶対に許されな い。過去沖縄は日本の独立と引き換えに
アメリカの施政権下に置かれた。 日本国憲法が適応されなかった米軍統治下時代、 苛烈を極めた米軍との自治権獲得闘争を粘り強く闘ってきた県民は 、 日米両政府が辺野古新基地建設を断念するまで戦い抜くものと信じ ている。私は今後も県民とともに、 辺野古に新基地は造らせないという公約実現に向け、 全力で取り組んでいく。」と述べています。
今、辺野古では、浮き桟橋の設置と、 オイルフェンスとフロート張りを、 カヌー隊や抗議船の抗議を弾圧しながら強行しています。 許すことは出来ません。本土からも強く抗議します。そして、 大成建設が、 辺野古の海で埋め立て工事を強行することに反対し即時撤退するこ とを強く要請します。
(2)個人の意見
①Yさん:大成建設のみなさん、 今すぐ辺野古から撤退してください。大成建設は仕事の内容を考えてみてください。 考えなくても私達にはわかるんですけども、 金さえ貰えば何をやってもいいということではないでしょう。 それもこの工事をすることによって、税金を無駄遣いし、 沖縄の美しサンゴの海を壊してしまいます。 この工事によって赤土が海に流れ、 そこに棲んでいる貴重な絶滅危惧種のジュゴンが戻ってこないかも しれません。そして、サンゴ礁が死に絶えるかもしれません。 そういう危険を抱えつつ工事するのは止めてもらいたいです。 一回で私達の求めを拒否する大成建設です。 大事業にはそれなりの説明責任という者があります。 この要請書すら受け取らず、 私達の話を一切聞こうとしない大成建設を、 みなさんどう思いますか?普通だったら何処か部屋を用意して、 責任者が出て来て、一体どういうことでしょうかと、 話を聞くのが当たり前です。それなのに、 ここに一歩も入れることなく、 私達が書いてきた要請書もこの2年間全く受け付けることもなく無 視ししてだんまりを決め込み、工事を強行しているのが、 このずうずうしい大成建設です。 沖縄の民意はこの大成建設に対して怒りでいっぱいです。 私達も怒りでいっぱいです。沖縄の自然を破壊し、 軍事建設に金のために良心を捨てる大成建設は企業として恥ずかし いと思ってほしいです。大成建設は国の片棒を担うのを止めて今すぐ撤退して欲しいと思い ます。

②Mさん:大成建設さんに一言言いたくてやって参りました。 どうぞお聞き下さい。大成建設さんのホームページには、 生態系保全、海洋性保全などが唄われ、人に優しく、 地球に優しく、生き生きと暮らせる環境作りとあります。( 嘘だ嘘だとヤジ)この言葉はどうなんでしょうか? 辺野古を埋め立てる、この工事を行われる大成建設さんは、 辺野古の海は多様な魚やサンゴの大群落がある生物多様性をもった 豊かな海で、 ジュゴンも生存しているこの辺野古の海を埋め立てるということは 、生態系保全、生物多様性保全、人に優しく、地球に優しくと、 この環境作りに、合致するんでしょうか?
あなた方がおっしゃるとおり、生態系保全、 生物多様性保全とおっしゃるなら、人に優しく、 地球に優しくとおっしゃるなら、 辺野古の海を絶対埋め立ててはいけないと思います。(そうだ! のヤジ)辺野古の海を埋め立てるということは、 あなた方がやってることと言ってることが180度違う事を本当に わかってください。私達がお願いしている辺野古の海を埋め立てないで欲しいと言うこ の気持ちをどうぞ組んでください。 そして辺野古の埋め立てからどうぞ撤退してください。 お願い致します。

③Gさん:(ギターとハモニカの弾き語り)
「サンゴ礁の歌」「デイゴの花咲く頃」

④Tさん:大成建設前に結集された福岡市民のみなさん、 大成建設は今、 安倍政権の裾野の中で戦争政策を真っ直ぐに推し進めています。 安倍政権は戦争政策を遂行するために、ここ大成建設と同行して、 米軍基地を辺野古の海に新しく作ろうとしています。 米軍基地の建設については、沖縄住民は反対の声を挙げ、 文字通り体を張って、ヘリパッド建設・ 基地建設反対の運動を行っています。安倍政権は沖縄の住民、 高江の住民の抵抗運動は、許されない。 戦争政策にとって高江の住民の抵抗運動は安倍政権にとって我慢な らない、このような意図のもとに、 全国から500との機動隊を沖縄・高江に派遣して、 高江住民を弾圧います。しかし、この安倍政権の沖縄・ 高江への機動隊の導入と言う事について、 何ら法的根拠はありません。警察官はそこの遂行に当たっては、「不偏不党、公平中正」 の立場に立ち、卑しくも日本国憲法の保障する、 個人の権利や表現の自由の侵害に当たるような行為をなしてはなら ない。まさしく、今、安倍政権が行っている、沖縄・ 高江での住民弾圧ということも警察はしてはならない、 このことが明確に警察法の中で唄われています。 私達は福岡県民として、福岡県警が沖縄に派遣され、 その費用を私達福岡県民の税金から賄われている、 そのことに対して怒りを持って、公費支出が違法にされている、 そして住民監査請求を福岡県の監視委員に対して起こします。 ところがあろうことか、福岡県の監査委員は私達の訴えに対して、 その中身について審議することなく門前払い。 却下してしまいました。却下された監査請求人である私達は、 糾弾会43名の連盟を持ってこの福岡県の監査委員の監査請求に対 して損害賠償請求と住民訴訟を1月20日に提訴しました。県民の声を聞かずに議会での承認を取ること もなく一方的に安倍政権の手先になって沖縄に行ったその費用を損 害賠償しろという訴訟です。私達はこの住民訴訟の中において、 今回の福岡県警の沖縄派遣費用、少なくとも4ヶ月に渡り、 100名の機動隊員が動員されている。その機動隊員の給与は、 初任給だとしても、18万何某かであり、 それの4ヶ月分9億2000万円かかると、 私達は試算しています。 この9億2000万円を福岡県警本部長が途中で交代しましたが、 交代する前の県警本部長と交代後の県警本部長のこの2名が連帯し て、9億2000万円を損害賠償として、 福岡県が請求せよという訴えになっています。 私達は住民監査請求という県民に与えられた、 市民に与えられたこの公金支出を管理監督する権限が私達には法的 に託されています。私達はこの託された権利を使って、 福岡県警が沖縄に派遣された費用を返せという訴えを取っています 。私達の税金を不当に使って、沖縄県民・高江の住民を弾圧した福岡県警の悪行に対して私達はきちっと司法の場で決着をつけて行きたいと考えています。全ての福岡県民のみなさん、私達の福岡県警沖縄派遣費用
損害賠償請求住民訴訟に、 熱いご理解と連帯をお願いしたいと思います。

⑤シュプレヒコール(Gさん)
シュプレヒコール!シュプレヒコール!
大成建設は辺野古から手をひけ~!   軍事基地建設はやめろ~!
人殺しの基地作りをやめろ~!     大成建設は辺野古から手をひけ~!
沖縄住民を踏みにじるな~!      大成建設はいますぐ辺野古から手を引け~!
戦争のための基地作りをやめろ~!   人殺しの基地作りをやめろ~!
辺野古基地作りを許さないぞ~!    基地建設に加担する大成建設を許さないぞ~!

戦争のための基地作りはやめろ~!   労働者は戦争に加担するな~!
戦争に加担するな~!         基地作りにかたんするな~!
まともな労働組合を作れ~!      辺野古新基地建設阻止~!
我々は闘うぞ~!

2017年1月23日月曜日

大成抗議:1月24日(火)@福岡九州支社前

 大成建設抗議行動の呼びかけ
みなさん!この年末、年始に渡る、沖縄の高江、辺野古を巡る弾圧は凄まじいものがあります。米軍、日本政府、司法、防衛局、警察権力、地検、海上保安官と束になって、沖縄住民に襲いかかっています。ここまでいじめ抜くのか!本当に許すことが出来ません。
高江への500の機動隊の導入による、差別と暴力、警察権力の逮捕・長期勾留と地検の起訴、米軍のオスプレイの無法訓練と墜落事故とすぐさまの訓練再開。そして、「国防と安保のため」と沖縄住民の安全と平和、人権を犠牲にする日本政府の米軍追従等々・・・・・
そういう最中1220日、最高裁鬼丸かおる裁判長は「辺野古埋め立て承認取り消しは違法だ」とする高裁多見谷裁判長の判決を是認し、上告棄却しました。
翁長沖縄県知事は、民意を無視した最高裁判決に怒りをあらわにし、「県民の理解が得られない新基地建設を進めることは絶対に許されない」としながらも、この判決に従い、辺野古埋め立て承認を取り消し、辺野古の工事が再開されました。残されたボーリング調査のためとして、浮き桟橋とオイルフェンスとフェンス付きフロートの設置が始まりました。
現地では、カヌー隊と抗議船が設置に反対し、連日抗議活動を繰り返しています。海上保安官はカヌーをひっくり返し、反対住民を海に投げ出し、確保します。また、抗議船に保安官が乗り込み、鍵を壊して抗議活動を押さえ、弾圧してきます。
みんな冬空の中、ずぶ濡れになり、手荒な弾圧にも屈せず闘っています。本土からただ心を痛めるのではなく、何か自分でもできることはないかと考えている方々、是非、大成建設前での埋め立て工事反対の抗議行動に参加しましょう!!

日程 次回 2017124日(火)PM4:50~PM6:00
  次々回 2017221日(火)PM4:50~PM6:00

場所 大成建設九州支店前
   鴻ろ館バス停(大手門)下車


Stop! 沖縄新基地建設・福岡
担当 福澤利子
Facebookページ→ 「Stop! 沖縄新基地建設・福岡」

2017年1月5日木曜日

大成抗議:辺野古新基地建設工事再開を許すな! 1.24大成建設抗議行動



12月20日、辺野古の埋め立て許可取り消しをめぐる最高裁判決が出て沖縄県は許可取り消しを取り消しました。政府・防衛省・沖縄防衛局は早速12月中にも工事再開を喧伝しましたが、実質的な工事はまだ始められていません。沖縄県はあらゆる方法を駆使して工事させないと報道されています。
本格的な工事を始めさせないために、大成建設本社前に集まり、抗議をしたいと思います。辺野古新基地でこれまで3つ以上の工事を受注したゼネコンは大成建設のみです。「仮設工事」と本工事ではJVで「中仕切岸壁新設工事」と「汚濁防止膜等工事」を受注しました。その金額は合計382億円に上ります。
大成建設は、仮設工事でコンクリートブロックを投下し珊瑚礁を破壊しました。本工事では仮設工事を大幅に上回るコンクリートブロック投入が判明しています。

「戦争準備」のための基地建設に私たちの税金を使わせません。
「地図に残る仕事」のために、サンゴの海を埋め立てさせません。

1月24日6時半、大成建設本社(新宿センタービル)前に集合し、抗議しましょう。

[日 時]1月24日(火)18:30〜
[場 所]大成建設本社(新宿センタービル)前
*新宿区西新宿1-25-1
*新宿駅西口より徒歩7分。東京モード学園と新宿三井ビルの間。

呼びかけ●Stop!辺野古埋め立てキャンペーン
連絡先:090‐9203‐7836(かとう)
http://stop-henoko-umetate.blogspot.jp/