ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2015年3月23日月曜日

大成抗議キャンペーン:4月1日入社式抗議@大成本社


大成建設の入社式が4月1日に本社ホールで行われることが確認できました。新入社員に向けて、大成建設が沖縄でどんなことをしているのか、来社時間に合わせて抗議をします。

4月1日(水) 8:45~ 大成本社@新宿センタービル

平日朝ですが、よろしくご参集ください。

大成抗議キャンペーン:3月17日報告@新潟北陸支店


STOP!辺野古埋め立てキャンペーン全国一斉行動日の317日、新潟でも大成建設北信越支店に抗議行動を行いました。抗議を行ったのは「ヤ~ルーの会」「新潟キリスト者平和の会」「とめよう戦争への道!百万人署名運動新潟県推進委員会」の三団体です。

 17日に抗議に行くと最初に通告したのが39日でした。この時に応対に出た女性事務員は、他の社員は出払っているので上司に伝えておきます、言うだけで要件の内容が何のことか全く理解できない様子でした。 

こちらの体制が整った13日に再度通告のため電話すると、受話器は取られたものの暫く応答が無く、こちらの電話番号を確認して慌てて対応している様子が想像できました。電話に出た「金谷」と名乗る総務課の男性は後に、総務課長であることが判明しました。17日当日の応対もこの人物が仕切りました。応対する時間は、おおむね10分、「大勢で来られると困る」、「録音はしないでほしい」マスコミの取材は断るという条件を出してきたが、あいまいな返事で受け入れる形にして当日に臨みました。

 午後2時、新潟市の繁華街にある支店前に抗議行動に集まってくれたのは8名。地元紙新潟日報が取材に来てくれました。大成建設側の対応は不遜極まりないものでした。2名しか入れないという対応をしてきたので抗議をして、何とか各団体1名、3名で支店内に入りました。大成側も金谷総務課長ほか3名で、こちらが名刺を差し出しても自分たちの名刺は要求してもくれませんでした。応接場所も何と支店のエントランス。

 ヤ~ルーの会の会員が要請書を読み上げ、大成建設側の姿勢を糺したが、基本的には答えず、社長宛の要請書を本社に上げるのか否かさえも返答を濁しました。途中、こちらの言質を取り上げ、「脅すつもりか!」と気色ばむ場面もあり、大成側が設定した2倍、20分の抗議行動を終えました。

 近々、要請書を本社に上げたか否かの確認を行うつもりでいます。また、社長宛に要請書を送り、公開質問状という形で期限を設けたらどうか、という提案もいただきましたので検討したいと思っています。
 
 
****要請書*****
 
20153月17日
大成建設株式会社
代表取締役 山内隆司様
Stop!辺野古埋め立てキャンペーン
ヤ~ルーの会/新潟キリスト者平和の会/とめよう戦争への道!百万人署名運動  
辺野古新基地建設(仮設工事)の中止と質問への回答を求めます。
 
私たちは今進められている、沖縄県名護市・辺野古沖から大浦湾に跨る海域を埋め立てて建設する米軍の新基地計画を到底許すことが出来ません。それは第一に何より自民党・安倍政権が、この間の各種選挙で明確になった沖縄県民の「新基地建設反対」の民意を無視、強行しているからです。安倍政権は集団的自衛権を認めた憲法解釈を閣議決定した昨年の71日の同じ日に、埋め立て海域への立ち入り禁止区域の拡大を閣議決定しました。このことは新基地建設の狙いと目的がはっきりと見て取れます。新基地は米海兵隊のキャンプシュワブ基地と一体化した巨大な最新鋭基地になります。海兵隊は言うまでもなく他国への殴り込み=侵略部隊です。新基地はアジア・太平洋、さらには中東戦域に向かっての出撃、補給基地になることは間違いありません。また将来的には創設が狙われている日本版海兵隊の基地として共用されるのでは、とも言われています。
第二に、新基地予定地は世界でも屈指のサンゴ礁の群生地であり、絶滅が危惧されている希少生物ジュゴンの生息地でもあります。基地建設によって壊滅的な環境破壊が起こることに国内外から憂慮の声が上がっています。辺野古の海を目にした者なら誰しも、この美(ちゅ)ら海を埋め立て軍事基地を建設するなどと言う発想に言葉を失います。人倫の荒廃の極みと言わざるを得ません。
私たちは、御社が60億円もの金額で仮設工事を請け負った辺野古キャンプシュワブの埋め立て工事の中止と、新たに御社を含む共同事業体が145億円で受注したとされる中仕切護岸工事の契約辞退を求めます。辺野古現地では海上・陸上で命がけの激しい阻止行動・抗議行動が続けられています。現場の労働者はそれを知っているはずです。米軍基地建設に加担せざるを得ない自分たちと、それを止めようと行動する市民の行動に、心の中で矛盾を感じていると思います。
沖縄は米軍基地を押しつけられ続け、健全な経済活動を阻害されてきました。日本政府は基地押しつけの見返りとして沖縄振興策と称して、コールセンターなどの低賃金職場を全国から持ってきました。実態は全国で一番低い賃金目当ての企業進出に過ぎません。どこまでも沖縄県民を踏みつけ、愚弄し続けています。沖縄県民のやり場のない怒りは安倍政権のみならず、戦争のための軍事基地建設と環境破壊で儲けようとしている御社のような悪徳企業への怒りでもあります。 
私たちは、あらためて以下の点について貴社の見解を求めます。
一、基地建設反対を訴える沖縄県民の民意や抗議行動をどのように考えていますか?会社の利益優先ですか?
二、辺野古の美しい海洋環境を破壊する埋め立て工事に加担する行為に対して、グローバル企業としての御社の社会的責任をどうお考えでしょうか?
 
 
 
 

 
 
 

大成抗議キャンペーン:3月17日報告@名古屋支店



****要請書****


大成建設株式会社

代表取締役  山内 隆司様

 

辺野古新基地建設(仮設工事)の中止を求めます。

 

私たち「あいち沖縄会議」は、全国で展開されている「Stop!辺野古埋め立てキャンペーン」の大成建設抗議要請アクションに共鳴し、再度、貴社が受注をしている辺野古新基地建設のための準備工事の中止を強く求めます。 

貴社は、「信頼される企業グループ」へとして、「企業が社会の一員として、社会的公正さを保ち、さまざまな課題の解決に向き合うことの重要性はますます大きくなっています。これからも事業活動を通じて、ステークホルダーの皆様から信頼され、社会から必要とされる企業グループをつくりあげてまいります。」としていますが辺野古新基地建設計画の経緯をご存知でしょうか。 

辺野古新基地建設は沖縄県民の8割が反対しています。沖縄は国土面積のわずか0,6%に在日米軍基地の74%が集中しているため米軍軍属の起こす事件や事故に長く苦しめられてきました。本工事は1995年の3人の米兵による少女暴行事件への県民の怒りを日米政府が逆手にとって基地負担の軽減、「普天間基地の移設」と称して普天間基地にはない軍港や弾薬搭載エリアを兼ね備えた最新鋭の新基地建設計画です。そのため地元のお年寄りを中心に19年間も基地建設を止めてきました。今日もなお、沖縄県民は工事の中止を求めて沖縄の各地域から毎日、何台ものバスでキャンプシュワブのゲート前に駆け付け工事を止めるべく座り込みが続いています。 

さらに貴社は、企業の社会的責任としての環境方針として「生物多様性の保全」を上げていますが、辺野古・大浦湾には地域性の象徴である絶滅危惧種のジュゴンが棲み5000種以上の生物が生息しアオサンゴの大群集がが確認されるなど世界の生物多様性のホットスポットとして学術的に認識されていることをご存知でしょうか。

事業者である防衛省は辺野古環境アセスを方法書の段階から事業内容を後出し住民から意見を述べる機会を奪っています。その後の「準備書」「評価書」ともその科学的調査、保全のための技術、住民との合意形成に至るまで、日本のアセス史上独善的かつ最悪の事例として専門家からも批判されたのをご存知でしょうか。 

貴社が受注した件の工事は沖縄の財産を収奪し、世界の宝を破壊したうえで憲法に違反した戦争の道具となる軍事基地を造ろうというものです。

私達は貴社が、その理念に基づき辺野古・大浦湾の仮設工事を中止し、企業の社会的責任を果たすよう求めます。また、新たに貴社を含む共同事業体が145億円で受注したと報道されている中仕切護岸工事の契約を辞退されるよう求めます。 

以上のことを踏まえ、以下の点について、貴社の見解をお伺いします。 

1「信頼される企業グループ」事業活動を通じて、ステークホルダーの皆様から信頼され、社会から必要とされる企業グループをつくりあげてまいります。とありますが、沖縄は、知事も名護市長も住民の8割もが新基地は必要ないと意思表示をしていますが、沖縄で信頼され必要とされているとお思いですか。 

2社会的責任としての環境方針として「生物多様性の保全」について貴社が行っている工事で珊瑚が破壊されている事実ありますが、貴社の環境方針との整合性がとれているとお考えですか。 

3辺野古の新基地建設の受注の取り消しはお考えですか。 

以上文書で3月末日までにご返答くださるよう要請します。

2015年3月17日

 

あいち沖縄会議 

構成団体

命どぅ宝あいち  不戦へのネットワーク  東海民衆センター 名古屋YWCA  

日本聖公会中部教区沖縄プロジェクトJUCON(基地から沖縄の自然を守りたい日米市民のネットワーク)

大成抗議キャンペーン:3月17日報告@福岡九州支社

 新しい参加者5人を含む総勢11人が集まった。15分の打ち合わせ後、全員で大成建設へと向かった。
前回、「テナントビルなので、騒がれると他に迷惑だ。」と言われた際に、「部屋を用意するというのもある」という言葉を担当者から引き出していたし、交渉に関する制限(代表2名・10分・撮影禁止など)の緩和も強く訴えていたので、今回はどうだろうと思っていた。その最初の壁が、エントランスの警備員だ。
警備員 「代表者2名になっておりますので…。」
― 来た。あいかわらずだ。
F 「こちらは毎回、言いたいことが言えない状況なんですよ。今回は、ぜひこちらの要望を聞いていただきたいと思います。」
警備員 「いえ。2名までということになってますので、それ以外は入館できません。それ以上のことは、こちらからは言えません。」
F 「じゃ、言える方は?」
― また今日も、ここからだ。しかし今日は、フロントに私たちの要望を伝えに行くなど橋渡しをしてくれていた警備員さえも、前回(外で市民から取り囲まれての交渉になってしまった)の反省からか、「2名しか入れない」を頑としてゆずらない。
警備員 「担当者の方から、本日は2名以外は絶対入れるなということで、こちらで止めるよう指示が出てます。」
― 大成建設の対応は、来る度にどんどん悪くなっている。初回は全員を中に入れ、撮影も許可され、マスコミもOKだったのだ。
M 「みんな仕事も休んで来てるんですよ。あなた達は自分の仕事だけうまくいけばいいんですか?」
警備員 「決められたことは“2名まで”ということ。それ以外、私たちにお答えする権限はありません。それを守らないといけないんで。」
M 「私たちは生命を守りたいから、ここに来てるんです。」
O 「普天間の代替とかいって、基地建設できれいな海を埋め立てる。そういうことを考えなくていけないよ。自分がやってる仕事がどういうことか考えないと。命がけで反対していることに対して…」
警備員 「2名だけです。」
― もういい。 「2名だけ、2名だけ」。これでは埒があかない。一旦引き下がり、参加者全員でどうするか話し合った。要請文を大成建設に渡さなければ意味がない。

この場から大成建設の担当者に電話を入れてみようということになった。そこで試しに警備員に電話番号を尋ねると、警備員は会社に伺いを立てに中に入った。会社のこういった対応にも興味があったので待ってみると、なんと「教えられない」という返事。

しかし、私たちは日頃からアポをとっているので、ほんとは電話番号はわかっていた。気を取り直し、担当者に電話。「今から下に降りてきてもらえませんか?」と問いかけた。が、返事をしない。膠着状態。仕方がないので、また今回も、向こうの条件をのむ形で代表2名が館内に入り、他のメンバーは、会社敷地外で横断幕やプラカードを持ち、バス通りや道行く人に基地反対を呼びかけることにした。これでようやく交渉開始となった。
*** 館内での要請行動 ***
―  FとWの2人が拍手に見送られて中に入った。受付名簿に記名。部屋に通すように要求したが拒否された。と、そこへ、前回と同じ担当者が現われた。

あいさつもなく、いきなり話が切り出された。
猟山 「次から約束を守っていただけないようでしたら、おいでいただいてもお会いできませんので、ご了承ください。」
F 「約束と言っても、一方的でしょう。私がアポイントの電話したんですけど、あれは約束じゃないですよ。電話でも、そうお伝えしました。私は同意していません。だから約束を破った覚えもないですよ。それから、来るたびに交渉の規制がひどくなっていますね。他の支店では2ではなく、それ以上入っているところもありますよ。」
猟山 「九州支店は2名です。」
― またここでも、交渉の制限について言いあいに。その中で、今まで『量山』だと思っていた担当者の名前が『猟山』であることが判明する。ウソをついていたのだ。

このままでは進まないので、要請文を読み上げることにした。やはり前回同様、時間がないので“記”の部分だけを読んだ。

1.コンクリートブロックを海に沈め、大浦湾の生態系を破壊することを即刻やめて下さい。サンゴ礁が潰され、ジュゴンの餌場が失われており、明らかな環境破壊行為です。 

2.沖縄県民の民意で選ばれた翁長県知事の「作業の停止命令」(216日発令)に従い、埋め立て工事を直ちに停止してください。
3. 今後着工予定の仮設桟橋の工事の請け負いを、辞退してください。自然は一度壊されてしまうと、同じものは二度と取り戻せません。
F 「まず。33日にお渡しした要請文の文書回答を求めていましたけど、いかがでしょうか?」
猟山 「ご意見は承りましたが、お返しする立場にはございません。」
W 「承ったかどうかの証明はどうするんですか?承った内容はなんですか?」
猟山 「ご意見を承りました、と。承りましたというのは、いろんな解釈があると思います。」
F 「実際にコンクリートを投げ入れている会社が、回答する立場にないというのは無責任な返事ですよ。あなたたちの会社が大浦湾のサンゴをコンクリートで押し潰しているんですよ。回答する立場にあるじゃないですか。立場にはないというのはおかしいですよ。」
猟山 「ご意見があることは
F 「意見じゃないですよ。これは当然のモノの考え方ですよ。あなたたちが壊してるんですよ。回答する責任があるんですよ。あの辺野古のきれいな海。サンゴや稀少生物が棲んでいる海を破壊しているんですよ。それに対して回答する立場にないというのはおかしいですよ。責任があるんですよ。」
猟山 「工事の内容についてはお答えしておりませんのでご了承ください。この工事に限らず、工事内容に関する質問には一切お答えしておりません。」
W 「私が訊いているのは、工事の内容じゃないですよ。私たちの質問に「回答する立場にない」と言うのであれば、じゃあいったいあなたの会社は誰に責任を負っているんですか?ということです。」
猟山 「責任も含めて、全て「回答する立場にない」という回答になります。」
F 「回答のしようがないということでしょうあなたたちがあくまでもこの工事を続けていこうとするために、そういう回答をするのでしょう。」
猟山 「そう言った意見があることも…」
F 「国民とか市民の意見を聞きながら会社が成り立っているのであれば、そんな無責任な回答をしないはずです。そういう回答をしていること自体、やっぱりとんでもないことをやってるから、答えられないんですよ。ごまかさないで下さい。答えられないから、そういうとんでもない発言をしてるんですよね。
猟山「そう言ったご意見があるということを承っておきます。」
― と、ここでお約束の「10分が経過しましたので、我々は業務にもどります。」となった。一方的に終わりを告げ立ち去っていく担当者たち。「文書回答を求めてますからね!次回もお願いしますよ!」と、私たちを無視して立ち去る彼等の背中に浴びせ掛けた。

玄関を出ると、横断幕とプラカードを掲げてアピールをしていた仲間が、拍手で出迎えてくれた。
***要請行動はここまで***

私たちが少人数だからか、大人しいからか。いや、国に癒着する大手ゼネコンとはこういうものなのだろう。しかし、国やお役場相手と違う、このような大手企業を相手にすると、また違った角度から世の中の仕組みが見えてくる。このような誠意のない態度、答えにならない答えでも、それが許されている仕組みが。
私たちは、抗議行動の度にマスコミへ取材依頼をしているが、初回に朝日新聞が1度来たきりで、その後はパッタリだ。記者たちに直接電話でお願いしても、「今日は会社にいないといけないので。」と返事を濁されたり、または連絡がつかなくなったり・・・。読売新聞など、大成建設の数軒隣に社屋があるというのに来ない。国と癒着する企業の悪行が表に出ないように守られているのか。そんな世の中でいいわけがない。
なんとかして、「回答する立場にはない」で逃げる大成建設の対応を、変えられないだろうか?会社にもっと圧力をかけられないだろうか?
それにはまず、私たちがこの事実を広め、多くの関心を集めなければならない。

「参加者を増やしたい。」「メディアにとりあげてもらいたい。」
また次回に向け、みなで知恵を振り絞りながら動いていきたいと思う
※引用ブログ→ 白い狼のため息http://blog.livedoor.jp/white0wolf/archives/43240007.html




2015年3月20日金曜日

大成抗議キャンペーン:3月17日報告@大阪関西支社

「Stop!辺野古埋め立てキャンペーン」の同時アクションとして、3月17日(水)午後4時30分より、Stop!辺野古新基地建設!大阪アクションは15名を超える参加のもと、大成建設関西支店の社前抗議行動をおこないました。
前回2月4日(水)に要請書をもって抗議・申し入れ行動をおこなった時の様子は既に報告しているように、大成建設側はただただ「お話は承りました。しかしお答えする立場にはございません」を繰り返すのみでした。「あなたが回答できないのなら、誰なら回答できるのか?」と聞いても「お話は承りましたが、お答えする立場にはございません」。「会社として答えることができないのか、それとも答えないのか?」と聞いても「お話は承りましたが、お答えする立場にはございません」。「仕事を受注するのは大成建設の判断ですることだから、お答えする立場はあるだろう」と言っても「お話は承りましたが、お答えする立場にはございません」。これのみの対応で終始しました。
 ですから、私たちは当面、相手に真摯な交渉を求めていくことに主眼を置くのではなく、社前での抗議行動を強化し、相手が「話し合いたい」と申し入れてくるまで粘り強く取り組んでいくつもりです。そのために広く市民に訴えるチラシも作成し、大阪駅前でも配り始めました。
 当日は、大型スピーカーで社内と道行く人々に対して「大成建設は辺野古から撤退せよ!」「大成建設は自然破壊に手を貸すな!」「大成建設は社の理念を守れ!」「辺野古新基地建設を阻止するゾ!」「ジュゴンの海を守るゾ!」「サンゴの海を守るゾ!」「大阪アクションは闘うゾ!」と声を限りにシュプレヒコールを唱和し、午後5時25分頃行動を終えました。また行きます。

https://www.youtube.com/watch?v=XGBJ9ZWLzbM&feature=player_embedded

大阪アクションのブログ
http://blog.goo.ne.jp/stop-henoko-osaka/e/e61a47249f785cc1a2f79d6325160eec

2015年3月19日木曜日

大成抗議キャンペーン:3月17日報告@東京本社& 新宿デモ

3月17日、今年5回目の大成建設本社前(新宿センタービル前)での抗議行動を午後5時から行った。参加者は40名あまりとこれまでで一番多かった。最近まで辺野古現地の阻止行動に参加していた人、辺野古リレーなどに参加してこの問題に取り組んでいる人など、参加者がそれぞれの視点から、大成建設に向け、あるいは沿道を通る人たちに向けてアピールをした。大成建設の窓口?(総務部・前田氏)は、前回の質問に対してI相変わらず「答える立場にない」という対応。「これまでの抗議文は山内社長に届いているのか?」の問いには、「社として受け取っています」との返事だったそうだ。交通渋滞に巻き込まれて今回の「抗議文&質問書」が届くのが遅れるハプニングもあったが、ビル管理会社を通して大成建設に届けられた。

 引き続き、7時からは新宿アルタ前に再集合。アントニオ猪木が「前座」を務めてくれて(?)、夜からの参加者も加わって80名を超えた。社民党の福島瑞穂さんも駆け付けてくれてアピール。辺野古への基地建設を許さない実行委員会からの23日官邸前行動の呼びかけなどを受けた後、デモに出発。賑やかなドラムの音で目を引きながら、人通りの多い新宿の街を通り、再度、大成建設のある新宿センタービル前へ。うまくいかなかった宣伝カーとの再合流がようやくここで間に合って、「大成建設は辺野古でも工事をやめろ!」の声を大きく上げた。
 大きくてきれいな横断幕、人間行燈 ?も登場した賑やかなデモだった。沿道を歩く人の反応も良く、配ったビラの受け取りもいつになく良かったそうだ。


****要請書****





20153月17日
大成建設株式会社
代表取締役 山内隆司様

Stop!辺野古埋め立てキャンペーン
                                                     共同代表:加藤宣子 芦澤礼子 中村利也

要請及び質問書

辺野古新基地建設(仮設工事)の受注工事中止を要請する

質問への回答を求めます。


 私たちStop!辺野古埋め立てキャンペーンの大成建設()本社への抗議要請も6回目となった。私たちの抗議が全国に広がっている。
沖縄辺野古の基地建設の反対の声は沖縄住民、日本全国からますます強くなっている。さらにアメリカ議会軍事委員会の現地視察にまで至った。
この請負工事は戦争の基地の建設であり、20万人の死者を生んだ沖縄では受け入れられない。
辺野古崎・キャンプシュワブは米軍の占領後「・・・赤土の禿げた地べたに収容されて、あの広い不毛の地は死人を埋めた土饅頭で埋め尽くされていたという。」(『キャンプ・シュワブ内文化財調査報告書』 『沖縄県史第9巻』)という所である。今帰仁村、本部町、伊江村から2万人が強制収容され、数百人から千数百人が飢えやマラリアで死亡した。
この遺骨調査がなされていない。戦争被害者の遺骨の上に工事を進めている。
ジュゴンの喰みあとが80本発見されている。
大浦湾・辺野古崎では、貴重なサンゴ礁を破壊し、絶滅危惧種ジュゴンの餌場・藻場を破壊する。
資材搬入は深夜に、未明に、「闇討ち」繰り返してきた。抗議行動では多数のけが人がでている。
沖縄防衛局が海上保安庁を使って工事作業は暴力的に進められている。海上で多数の負傷者がでている。
すでに三件以上の特別公務員暴行陵虐罪で告訴している。
 
 請負工事はコンクリートブロックの投入で区域外のサンゴを破壊し、沖縄県漁業規則に違反している。
 沖縄県は海と海底の現状変更の中止を要請した。沖縄県国土交通省所管公共用財産管理規則にもとづく公共用財産使用許可の手続きに違反している。

大成建設は、国内外で住宅建設・販売から巨大開発まで広く事業を展開している。
みずからコンプライアンス条項の基本として中で公共の正義・道義性の遵守のため社会的妥当性、自然環境の保護を建て前としている。
以上の自然破壊工事、公共性の無視、社会正義の冒涜の数々は犯罪として処罰されなくてはならない。
工事受注者は、工事発注者と同時に責任が追求される。

沖縄県が工事の中止を決定すれば、損害賠償に出ると恐喝するために、工事を最大限に強行していると、発注者内部からも語られているしまつだ。

 建設業界は現在でも、暗黒の世界だろうか?
私たちは沖縄・辺野古-大浦湾の新基地建設と埋め立てを許さない。


 質問一 大成建設はコンクリートブロックでのサンゴ礁の破壊を認識しているか?
 質問二 大成建設は自社のコンプライアンス社会的公正性に違反しているのではないか?

以上、二点に回答を要求する。

以上