ブログ開設にあたって


【ブログ開設にあたって】 活動の趣旨

 沖縄(本)島の名護市以北、山や森の多い自然豊かな一帯をヤンバル(山原)といいます。このヤンバルの東海岸に自然景観に恵まれた辺野古(へのこ)の海が広がっています。美しい辺野古の海は、沖縄県の環境保全指針で「自然環境の厳正な保護を図る区域」であるランク1とされていますが、それは沖縄島ではごくわずかになった自然海岸がみごとに残っているからです。

 ところがこの美(ちゅら、うつくしい)海、稀少な天然記念物・ジュゴンが餌(えさ)場とする豊かな海が今、埋め立ての危機に直面しています。日米両政府が辺野古沖海域とそれに隣接する大浦湾に巨大な米軍基地を建設しようとしているからです。新基地は軍港施設を合わせ持つ、オスプレイや戦闘機用の飛行場です。
 
 2013年末、仲井真(なかいま)沖縄県知事は県民の大多数の反対の声を押し切って、防衛省が申請した辺野古埋め立てを承認しました。しかし14年1月19日におこなわれた名護市長選で名護市民は「辺野古の海にも陸にも基地を造らせない」ことを公約として掲げた稲嶺進(いなみね・すすむ)前市長を再度当選させ、「辺野古新基地建設 NO!」の意思を鮮明に示しました。

 主権在民原理に立つ民主主義の国であれば、政府はこの名護市民の意思を尊重し基地建設計画を取りやめるはずです。ところが、安倍政権は市長選のわずか2日後、埋め立てを進める手続きを開始したのです。埋め立てをおこなうには諸工事が自然環境に及ぼす影響を調査しなければなりませんが、防衛省はその調査を請け負う民間企業を募集する入札の公告を強行しました。この政府の姿勢は名護市民をはじめとする沖縄県民の「新基地建設 NO!」の意思を正面から踏みにじるものであり、県民から激しい怒りが湧き起こっています。

 ところで防衛省が求める「調査」の結果が同省にとって都合のいいものになることは言うまでもありません。そこで私たちは調査を請け負う民間企業に防衛省に協力しないよう働きかけようと思います。このブログは防衛省の動きを監視し、調査を請け負う企業の特定に努めます。そして調査を請け負う企業が判明したら、それらの企業が防衛省による美しい辺野古の海の埋め立てに協力しないよう要請する活動を全国のみなさんに呼びかけようと思います。

 辺野古新基地建設を阻止する方法はいろいろ考えられると思いますが、私たちのこの活動はそれらの動きの一環として大事な役割を果たすと思います。
 このブログは事実を正確に伝えます。みなさんが情報を活用してくださることを心から期待します。        本ブログ編集部 2014年2月20日     

2014年10月31日金曜日

News:石綿建物解体なし キャンプ・シュワブ、反対市民ら抗議


【編集部から】

いわゆる〈政治とカネ〉にからむニュースが次々に飛び込んできます。「受け身」に回った安倍首相は「『撃ち方やめ』になれば良い」などと勝手な愚痴を漏らしましたが、永田町には叩けばホコリが出る魑魅魍魎がもともとあふれているのですから、このスキャンダルと不祥事露見の流れはなお続くでしょう。

 安倍首相の下で「古き悪しき自民党」の体質が払拭されるということは万が一にもありません。

 

【へのこ現地から】

キャンプ・シュワブ前の抗議行動が成果をあげています。10・30付琉球新報記事「石綿建物解体なし キャンプ・シュワブ、反対市民ら抗議」にこうあります。

 

 〈【辺野古問題取材班】新基地建設の準備が進む名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内で、予定されている飛散性のアスベスト(石綿)を含む建造物の解体工事を止めようと、反対市民らが29日、同シュワブゲート前で抗議行動を行い、県や沖縄防衛局の車両などの立ち入りを阻止した。県など関係機関が現場へ立ち入りができなかったため、同日の解体工事も行われなかった。

  沖縄防衛局名護事務所の担当は同日、現場で市民らに29日は解体工事を行わないことを説明した上で、「これから県と立ち入りの日程を再調整したい」と述べた。一方、県は琉球新報社の取材に対し、「基地内の立ち入り申請の関係で、早くても2週間後(に行う方向)で調整する」とした。〉

 

 30日付の別の新報記事にはこうあります。

 

 〈11月16日に投開票される県知事選の告示日に当たるこの日は、新基地建設に反対する翁長雄志候補の演説を聴くために、朝から続々と市民らが集結。翁長候補が到着した午前11時20分ごろまでに、約200人以上が詰めかけた。【琉球新報電子版】〉

 

〔参考記事〕

石綿建物解体なし キャンプ・シュワブ、反対市民ら抗議 10・30 琉球新報

 

写真 29日はアスベストを含む建造物の解体工事を行わないことを市民団体に説明する沖縄防衛局の職員(右)=29日午後、名護市辺野古キャンプ・シュワブゲート前

 

 

解体工事の一時停止を報告 シュワブ前、200人集まる 10・30 琉球新報

写真 「唐船ドーイ」の曲に合わせてカチャーシーを踊る市民ら=30日午前11時ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ前

 

 

ゲート前アスベスト反対で市民ら抗議 10・29 QAB ・動画あり

 

 

【菅が知事選期間中の訪沖を検討】

菅官房長官が知事選期間中の訪沖を検討します。「辺野古移設を粛々と進める」と表明して知事を激励し、「辺野古は過去の問題」と県民に説教するのでしょう。

 

〔参考記事〕

辺野古移設を推進=沖縄入り検討-菅官房長官 11・30 時事

 ・記事から

 

 菅義偉官房長官は30日午前、東京都内で講演し、同日告示された沖縄県知事選で争点となる米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設について、「日米同盟、わが国の安全、抑止力、普天間の危険除去を考えたとき、最良の有効な解決手段はこれしかない」と述べ、移設を進める方針を重ねて示した。

 

 

 

【知事選告示 各紙社説集】

●沖縄県知事選が10月30日、告示されました。沖縄の2県紙と産経・毎日・岩手日報・信濃毎日・中国・徳島各紙の社説を紹介します。これらの社説のうち、産経の社説「沖縄県知事選 正面から移設の意義説け」はダントツに犯罪的なものです。一部を抄出します。

 〈県民にとって、基地負担の軽減に関心が向くのは当然だろうが、尖閣諸島(石垣市)を抱える沖縄が国の守りの最前線になっているという現実もある。
 基地負担のみならず、日本の防衛をどうするかという視点に立って議論を展開してほしい。

 すでに移設に関連する工事が始まっており、頓挫すれば日米安全保障体制に亀裂が入り、同盟の抑止力低下につながりかねない。

 南西諸島方面で近年、何が起きているかを候補者や県民は直視してほしい。中国は力ずくで尖閣の領有をねらい、中国公船が尖閣周辺の領海に侵入してくる。

 こうした中国の軍事的動向を冷静に考えれば、沖縄における米軍のプレゼンスが、沖縄自身を含む日本の平和と安全、さらには東アジアの安定に欠かせないことはわかるはずである。

 日米同盟の抑止力を保ちつつ、住宅密集地にある普天間飛行場の危険性を除くには、辺野古移設の実現こそが現実的な解答だ。

 1つの地方選挙が、国の安全保障の行方に影響を与えること自体、望ましくないが、政府は沖縄振興をめぐる協力などとともに、辺野古移設の重要性を正面から説いていかなければならない。〉


 産経は沖縄差別を社是にしていると言い切っても過言ではありません。〈沖縄は「国の守りの最前線」なのだ、日米同盟の抑止力を低下させないため進んで辺野古移設を受け入れよ〉と県民に説教しています。

知事選告示にちなみ、2県紙、八重山毎日、宮古新報、地元放送局と全国数紙・地方紙が記事を掲載しました。ご覧ください。


〔参考記事〕
<社説>知事選告示 揺るがぬ公約の実現を 沖縄の将来決める分岐点
 10・30 琉球新報 
 


社説[知事選きょう告示]将来像示し政策論争を 10・30 沖縄タイムス


社説 沖縄県知事選 正面から移設の意義説け 10・30 産経


社説:沖縄県知事選 辺野古移設への審判だ 10・30 毎日


沖縄知事選告示 はや及び腰の政府与党 10・30 岩手日報


沖縄県知事選 基地の論戦を見守りたい 10・30 信濃毎日


沖縄知事選 基地問題、大いに論戦を 10・30 中国
 


 沖縄県知事選告示  基地問題に民意反映を 10・30 徳島 

 

 

News:辺野古新基地建設の作業、知事選後にずれ込む

辺野古新基地建設を阻止するために、次の3記事は非常に重要です。

 辺野古深場の掘削 知事選後に 10・30 沖縄タイムス

 名護市辺野古の新基地建設に向けた海底ボーリング調査で、水深の深い海域9カ所の掘削調査が11月16日投開票の知事選以降にずれ込むことが、29日までに分かった。防衛省は、海上に設置したフロート(浮具)が台風の影響で海岸に打ち上げられたことなどを理由に挙げている。11月30日までの履行期限を延長する公算が大きい。

 防衛省は全体の工期短縮を目指し、事業を進めてきた経緯があり、関係者は「海上で移設反対派との衝突が考えられ、知事選への影響を考慮したのではないか」と話している。

 

 辺野古工事変更、可否判断は知事選後 10・30 琉球新報

 県は29日、沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て工事に関する工法の変更申請をめぐり、県が出した33問の質問に対する防衛局からの28日の回答について、31日にも再質問する方針を固めた。

 回答期限は11月中旬に設定する方針。仮に防衛局が早期に再回答したとしても、県土建部がさらに審査するのには「一定期間を要する」(県幹部)見通しで、承認に関する知事判断は同16日の知事選後にずれ込むことが確定的となった。

 

 辺野古新基地:100メートル超桟橋着工へ 10・30 沖縄タイムス

 米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、大浦湾側のキャンプ・シュワブ沿岸に、長さ100メートル以上の工事用桟橋が敷設されることが29日までに分かった。砕石などで埋め立て、大型車両の通行可能な幅に整備する。沖縄防衛局は業者との契約を終えたほか、沖縄県から岩礁破砕の許可を得ており、11月16日投開票の知事選後にも着工する。本格的な海上工事は初めてで、埋め立て工事が事実上始まる。

 防衛局は、埋め立て本体工事に向けた中仕切護岸の新設や、ケーソン、護岸などの関連工事を入札公告しているが、その前に辺野古の海を埋め立て、桟橋が造られることになる。

 

                           ・3記事の引用はここまで

 

 これらの記事は11月16日投開票の知事選が辺野古新基地建設をめぐる現下の情勢においていかに重要な政治的要因であるかを示しています。

 沖縄防衛局はフロート再設置の準備をしていますが、タイムスは海底ボーリング調査の再開は知事選以降にずれ込むとし、さらに「11月30日までの履行期限を延長する公算が大きい」としています。それは調査が当初予定の11月末までに完了せず遅れるということです。

 また沖縄防衛局による埋め立て工法変更申請についての県知事の承認・不承認の判断も「知事選後にずれ込むことが確定的」と新報は報じています。

 工事用桟橋の敷設は着工の時期と工法が注目されてきましたが、これは以前敷設され撤去された浮き桟橋どころではなく、大型車両の通行が可能な100メートル以上の桟橋です。タイムスは「本格的な海上工事は初めてで、埋め立て工事が事実上始まる」と指摘しています。

 相次ぐ台風の襲来でフロートの損壊という打撃を受けボーリング調査が遅れたので、防衛局は埋め立てに向け態勢を立て直し、知事選後、一気に攻勢に出るつもりであると推測できます。やはり建設計画がどんどんずれ込みつつあるのです。そうさせてきた力として辺野古の海でのカヌー隊などの果敢な連日の奮闘とキャンプ・シュワブゲート前での絶えることのない非暴力の抵抗を挙げるのは正当と思います。

 

〔参考記事〕

辺野古深場の掘削 知事選後に 10・30 沖縄タイムス

図版 シュワブ沿岸のボーリング調査の掘削地点

 

 名護市辺野古の新基地建設に向けた海底ボーリング調査で、水深の深い海域9カ所の掘削調査が11月16日投開票の知事選以降にずれ込むことが、29日までに分かった。防衛省は、海上に設置したフロート(浮具)が台風の影響で海岸に打ち上げられたことなどを理由に挙げている。11月30日までの履行期限を延長する公算が大きい。

 

 防衛省は全体の工期短縮を目指し、事業を進めてきた経緯があり、関係者は「海上で移設反対派との衝突が考えられ、知事選への影響を考慮したのではないか」と話している。

 

 

辺野古工事変更、可否判断は知事選後 10・30 琉球新報

 県は29日、沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て工事に関する工法の変更申請をめぐり、県が出した33問の質問に対する防衛局からの28日の回答について、31日にも再質問する方針を固めた。

 回答期限は11月中旬に設定する方針。仮に防衛局が早期に再回答したとしても、県土建部がさらに審査するのには「一定期間を要する」(県幹部)見通しで、承認に関する知事判断は同16日の知事選後にずれ込むことが確定的となった。

 

 

辺野古新基地:100メートル超桟橋着工へ 10・30 沖縄タイムス

 米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、大浦湾側のキャンプ・シュワブ沿岸に、長さ100メートル以上の工事用桟橋が敷設されることが29日までに分かった。砕石などで埋め立て、大型車両の通行可能な幅に整備する。沖縄防衛局は業者との契約を終えたほか、沖縄県から岩礁破砕の許可を得ており、11月16日投開票の知事選後にも着工する。本格的な海上工事は初めてで、埋め立て工事が事実上始まる。

 

 シュワブ内の陸上部分から沖合に向かって、作業を進める計画という。工事用桟橋の敷設は、防衛局が6月17日に、大成建設と契約を結んだ「シュワブ(H26)仮設工事」(55億2千万円)に含まれている。警備上の理由で契約の一部を防衛省内の秘密に指定し、桟橋の形状や規模、工法などの詳細を明かしていない。

 

 防衛局は、埋め立て本体工事に向けた中仕切護岸の新設や、ケーソン、護岸などの関連工事を入札公告しているが、その前に辺野古の海を埋め立て、桟橋が造られることになる。

 

 

News:F15部品落下で抗議決議 嘉手納町議会

〔参考記事〕

15部品落下で抗議決議 嘉手納町議会 10・30 沖縄タイムス

 ・記事から

 

 【嘉手納】14日に米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が訓練飛行中に部品を落下させた事故で、嘉手納町議会(徳里直樹議長)は30日、臨時会を開き、同型機の即時撤去などを求める意見書案と抗議決議案を全会一致で可決した。

 

News:知事選4氏が立候補

【知事選】

〔参考記事〕

知事選4氏が立候補 辺野古争点に論戦 11月16日投開票 10・30 琉球新報

 ・記事から
  任期満了に伴う第12回県知事選が30日告示され、午前9時までに、届け出順に無所属新人で元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、無所属新人で元参院議員の喜納昌吉氏(66)、無所属新人で前那覇市長の翁長雄志氏(64)、無所属現職の仲井真弘多氏(75)の4人が立候補を届け出た。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題を最大の争点に、保守分裂の混戦が展開される。各候補は出発式の後、県内各地へ遊説に繰り出した。投開票は11月16日。

 普天間問題では仲井真知事が昨年12月、辺野古沖の埋め立てを承認。問題は山場を迎えており、政府が早期着工を目指す中、各候補は移設の賛否をめぐり激しい論戦を展開している。

  仲井真氏は普天間の危険性除去の観点で移設計画を推進、翁長氏は「米軍基地は経済発展の阻害要因」などと訴え辺野古の新基地建設反対を強調、下地氏は県民投票による解決策を提示し、喜納氏は辺野古移設阻止へ埋め立て承認の取り消しを掲げている。

 

 

選挙:沖縄県知事選告示 政府と亀裂、深まる中 「移設」賛否問う

 10・30 毎日

 

 

沖縄県知事選 きょう告示 10・30 沖縄タイムス

 ・記事から

 第12回沖縄県知事選挙が30日、告示される。いずれも無所属で3期目を目指す現職の仲井真弘多氏(75)、前那覇市長の翁長雄志氏(64)、元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)、元参院議員の喜納昌吉氏(66)の4人が立候補を表明。米軍普天間飛行場の返還問題や沖縄の将来像を描く振興政策を主な争点に11月16日の投開票まで17日間、県内最大の政治決戦を繰り広げる。

 

 

保革対決から保守分裂選挙 10・30 八重山毎日

 

 

県知事選立候補予定者座談会 辺野古 最大争点に 10・30 琉球新報

 

 

県知事選きょう告示、現職に3氏が挑む構図 10・30 宮古新報  

 

 

きょう告示 4氏激戦へ 八重山は離島振興に関心集中 県知事選

 10・30 八重山日報

 

 全文は「新聞オンライン.com」で

 

 

沖縄知事選告示、4氏が届け出 辺野古移設が争点 11・30 朝日

 

 

沖縄県知事選挙 告示 10・30 NHK沖縄

 

 

沖縄知事選きょう告示、辺野古移設が争点 10・30 TBS ・動画あり

 

 

特集:県知事選 各陣営の取り組みは 10・29 RBC ・動画ルポ

 

 

【記者解説】県知事選 各陣営の取り組みは 10・29 RBC ・動画ルポ

 

 

シリーズ 沖縄の岐路2 予定候補者 座談会 10・29 QAB ・動画あり

 

 

沖縄知事選あす告示 辺野古移設最大の争点 10・29 読売/九州

 

 

減らぬ違法設置 のぼり・ポスター 撤去要請に逆ギレも 10・30 琉球新報

 ・記事から

 

写真 トラックに積まれ撤去された違法な選挙ポスターやのぼり=29日、那覇市

 

 11月16日投開票の知事選を前に立候補予定者の氏名が記載されたのぼりやポスターが県内各地の路上で数多く目に付くが、これは公職選挙法に抵触する行為だ。住民から「のぼりが歩行時に引っかかり危険だ」などの声が上がっている。県土木建築部は「不法占用物」として29日、県道ののぼりなどを撤去した。

 

 

 

News:オスプレイ 南関東防衛局の広報

【オスプレイ 南関東防衛局の広報】 ・広報は拡散希望 編集部

南関東防衛局のHPから

東富士演習場等へのMV-22オスプレイの飛来情報について

平成261030

  本日、米側から、米海兵隊のMV-22オスプレイ1機又は2機が、11月9日(日)から同月11日(火)までの間、東富士演習場において離発着訓練を実施する可能性があること、並びに、これに伴い、9日から11日までの各日とも、補給等のため厚木飛行場に飛来する可能性がある旨の情報がありましたので、お知らせします。

 

なお、本計画は天候等により変更の可能性があります。

 

 

News:オスプレイ・佐賀

〔参考記事〕

オスプレイ配備計画 防衛局が漁協に説明 10・29 佐賀

 ・記事から

 

図版 佐賀空港周辺の着陸時の飛行経路イメージ(西側)

 

写真 オスプレイ配備計画の説明会であいさつする徳永重昭組合長。左から2人目が九州防衛局の槌道明宏局長=佐賀市の県水産会館

 

ノリ養殖、漁業なお不安

 

 「日本一のノリ産地が脅かされないか」「騒音が不漁をもたらすのでは」。佐賀県有明海漁協が九州防衛局を招き、28日に開いた新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画の説明会。防衛局は漁場では飛行高度300メートル以上を維持し騒音や漁業被害が出ない見通しを強調したものの、漁業者はノリ養殖だけでなく漁船漁業への影響を危惧し、不安の声を挙げた。

 

 「騒音についての見解は私たちの実感と開きがある」。大浦支所の竹島好道運営委員長は、オスプレイやヘリの騒音がコハダ漁に悪影響を出す危険性を指摘した。今も大村方面から来る自衛隊ヘリの音で、魚が水面に浮かんでこない事態が起きているからだ。

 

 音に敏感で、投網で捕まえるときは船のエンジンすら止めている。しかも優良漁場は佐賀空港の南側2キロにあり「1日60回も飛行すれば魚がいなくならないか。タイラギやアゲマキの資源が枯渇した今、漁業者20人の暮らしを支えているのに」と訴えた。

 

 終了後、徳永重昭組合長は「今回の説明で不安は払拭(ふっしょく)されてはいない。海にどんな影響が出るのか、科学的なデータの提示も国に求めたい」と述べ、ノリ漁期後にあらためて説明を求める方針を示した。

 

 

News:臨時議会招集を請求 与那国陸自基地建設 住民投票条例案で野党町議ら

【与那国 住民投票へ】

〔参考記事〕

臨時議会招集を請求 与那国陸自基地建設 住民投票条例案で野党町議ら

 10・30 八重山毎日 ・記事から

 

 与那国町議会の田里千代基、輿那覇英作、崎元俊男の野党系町議3氏は29日、外間守吉町長に与那国島への自衛隊基地建設の民意を問う住民投票条例制定に向けた臨時議会の招集を請求した。

 住民投票条例案は、20129月に住民の直接請求を経て議会提案されたが、賛成2、反対3の賛成少数で否決された経緯がある。9月定例町議会で与党の糸数健一氏が議長に就任したことで議会勢力は与党2、野党3の野党多数となっており、条例案が提案されれば可決される公算が大きくなっている。

 上の記事は編集部が入力。

2014年10月30日木曜日

News:知事選直前の辺野古は

【編集部から】

 〈政治とカネ〉にかかわる自民党の膿(うみ)が溶岩流のように流れ出し、党内からも早期解散論が出始めているなか、辺野古の海では海底ボーリング調査が始まりそうです。

                        

【へのこ現地から】

キャンプ・シュワブゲート前での抗議行動は続いています。海上での作業は確認されていません。フロート再設置などの準備がまだ整わないのかもしれません。

 

〔参考記事〕

県車両出入り阻止 シュワブ前、アスベスト建物解体に抗議 10・29 琉球新報

 ・記事から

 

写真 アスベストを含む建造物の解体工事の情報開示を求めシュプレヒコールを上げる市民ら=29日午前、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ第1ゲート前

 

 【辺野古問題取材班】名護市の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では29日も午前中から、普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民ら約70人が抗議活動を続けた。シュワブ内で予定される飛散性のアスベスト(石綿)を含む建造物の解体工事を止めようと、市民らは第1ゲート前と新ゲート前の二手に分かれ、県や沖縄労働基準監督署職員の車両、解体工事に関わる作業車の出入りを阻止している。

 

 

News:環境影響低減と回答 辺野古変更で防衛局

【開き直った沖縄防衛局の県への回答】

10・29付沖縄タイムス記事「環境影響低減と回答 辺野古変更で防衛局」にこうあります。

 

 〈名護市辺野古の新基地建設に向けた設計概要の変更申請で、沖縄防衛局は28日、沖縄県から受けた質問に答えた。県が回答の概要を公表した。防衛局は、変更する4項目について、当初計画より環境への影響が低減されることや工事の効率性が向上することなどを説明している。県土木建築部は防衛局の回答に一部不明瞭な点があるとして、再質問する方針。〉

 

 2県紙が明日にでも詳細な解説を掲載するかもしれませんが、県はなぜ「回答の概要」しか公表しないのでしょうか。全文の公開が当然と思うのですが。

 埋め立てで河口部がふさがれる美謝川は当初、辺野古ダムから水路に切り替える計画でしたが、防衛局は新滑走路の地下に水路を埋設する計画に変更することを県に申請しました。実現すれば水路の大半を占める約1キロが暗渠となり、人工的に直角に水路を曲げることになります。それでいて「環境への影響が低減される」というのですから、まさに厚顔無恥も極まれりです。

 

 タイムス記事にはさらにこうあります。

 

 〈県環境部は、変更に伴う環境保全策について今週末にも意見をまとめる予定。土建部は環境部意見に関する防衛局の見解を確認し、11月中旬にも審査を終える見通しだ。仲井真弘多知事の判断が同月16日投開票の知事選後にずれ込んだ場合、仲井真氏の任期は12月10日までで、選挙結果によって次期県政に判断を委ねる可能性がある。〉

 

 この点はまだどうなるかわかりません。知事が知事選の帰趨をどう読んで判断するかでしょう。

 

〔参考記事〕

環境影響低減と回答 辺野古変更で防衛局 10・29 沖縄タイムス

 

News:高江の異変 ノグチゲラ衝突死多発

高江でノグチゲラが相次いで死んでいます。なんとも痛ましくも腹立たしい事態です。
 記事から引用します。

 

 ノグチゲラ衝突死多発 高江、窓ガラスに オスプレイ影響か

  10・29 琉球新報

 〈【東】東村立高江小中学校で28日、校舎の窓ガラスにぶつかったとみられる国の特別天然記念物ノグチゲラが死んでいるのが見つかった。ことしに入り同校周辺で同様に死んだノグチゲラが見つかったのは4羽目。ノグチゲラの生態に詳しい東村ノグチゲラ保護監視員の中村保さん(70)によると、窓ガラスにぶつかってノグチゲラが死んだ例はほとんどなく、年に4羽が死ぬのは「過去に記録がない非常事態だ」と指摘。ノグチゲラの生息環境に大きな変化が起きているとの見方を示し、「オスプレイなど米軍機の低空飛行も影響しているのではないか」と話している。

 本島北部でノグチゲラなど野生生物を調べている環境NGO「やんばるの自然を歩む会」代表の玉城長正さん(75)は「異常だ。寒くなってくるこの時季、ノグチゲラは谷底や森の奥にいる。森の中で生活環境をかく乱することがあったはず。ヘリパッド工事の影響の可能性もある」と指摘した。〉

 

 東村でノグチゲラ窓に衝突死 今年4羽目 10・29 沖縄タイムス

 〈【東】東村高江で国内希少野生動植物種に指定されているノグチゲラの死骸が相次いで見つかっている。民家と高江小中学校で2月に1羽、8月に2羽、28日に1羽が死んでいるのが確認された。いずれも交通事故ではなく、窓に衝突して死んだとみられる。

 4羽中3羽は高江小中学校で死んでいた。3羽目の死が確認された8月、衝突防止用のフィルムを窓に貼り付けて対策を講じていたが、28日午後にオスの成鳥の死骸が見つかった。

 村ノグチゲラ保護監視員の中村保さん(70)は「40年近く観察してきたが、短期間で4羽も死ぬのは初めて。環境の変化と言えばオスプレイの飛来しか考えられず、重低音でパニックを起こしているのかもしれない。異常事態と捉えている」と話した。

 中村さんは近く、村と村教育委員会に現状を報告する。同小中学校上空は日常的に米軍機が飛行しており、オスプレイの重低音で教室の窓が1分間にわたって震動することもあるという。

 

〔参考記事〕

ノグチゲラ衝突死多発 高江、窓ガラスに オスプレイ影響か 10・29 琉球新報

写真 窓ガラスにぶつかって死んだとみられるノグチゲラ=28日、東村の高江小中学校

 

 

東村でノグチゲラ窓に衝突死 今年4羽目 10・29 沖縄タイムス

写真 窓にぶつかって死んだと見られるノグチゲラ=28日、東村高江の高江小中学校

 

News:高江の苦悩訴え 米で「標的の村」上映

〔参考記事〕

高江の苦悩訴え 米で「標的の村」上映 10・29 沖縄タイムス

 ・記事から

 

写真 テレビドキュメンタリー「標的の村」の上映会を開いた主催者「ABLE」のメンバーと参加者(ABLE提供)=26日、米東部のニュージャージー州

 

 【平安名純代・米国特約記者】米東部ニュージャージー州のフォートリー図書館で26日、国に訴えられた東村高江の住民たちの闘いをつづったテレビドキュメンタリー「標的の村」の上映会が開かれた。「高江ヘリパッドいらない住民の会」が寄せたビデオメッセージが上映後に放映され、ヘリパッド建設による生活妨害やスラップ訴訟の理不尽さを訴える姿に、集まった米市民ら約20人から大きな拍手が起きた。

 

 上映会は今年8月に組織化した市民グループ「ABLE」が主催した。米国の表舞台で語られることの少ないアジアでの米軍の存在について、映像を通じて米市民らに問題を認識してほしいと企画。手作り感覚あふれるイベントとなった。